召喚魔術の実践 2-天王星と冥王星の圏

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11. 天王星と冥王星の圏


 土星の圏により、諸圏の一般的な魔術の説明は終わる。すなわち、私が知る7つの諸圏の階層は、充分に説明された。だがメンタル体を宇宙で望むように移動させ、各圏の違った振動にも耐えるのを学んだ正当な秘儀参入者は、土星の圏の先にも、数えきれないほどの別の諸圏が存在するのを確実に見つけ出すだろう。それらは我々の地球やその取り巻く帯には何の直接的な影響も無く、少なくとも魔術とカバラの観点からは、考慮すべき価値が全く無い。


 土星の圏の先で最初に記述する価値があるのは、天王星の圏であり、その小さな影響は月の圏にまでしか降りてこない。魔術師が諸圏の魔術に熟達したならば、月の圏を訪問した際に、天王星の圏の影響を感じることが出来るだろう。地球を取り巻く帯でも、この圏はまた知られているが、その影響は月の圏を超えてはほとんど到達しない。これらの影響は通常は、月の圏で消え去り終わっている。勿論、ここでの話は、天王星の惑星の占星術による解釈とは何の関係も無く、それらは何の繋がりも作れない。この天王星の圏は、次の進化のサイクルが始まるまでは、地球を取り巻く帯や我々の惑星に何の影響も持たない。にも関わらず、魔術師はこの天王星の圏で知性体らを見つけ、それらは大宇宙の魔術とカバラを伝授するであろう。ここで読者にこれらの詳細について述べるのは不可能である。なぜなら、これらを明かす時はまだ来ていないからである。だが真の秘儀参入者らは、適切なカバラを天王星の言葉、すなわち普遍的言語と呼んでいる事は述べる価値がある。これは、魔術とカバラ、その実践的な応用は、我々の宇宙の階層で、宇宙の諸法に従って、天王星の知性体らにより制御され導かれているのを意味する。そのため、他の諸圏の霊的存在、起源の知性体が、どのカバラや魔術を用いたり、それらの応用を魔術師に教えられるかは、天王星の知性体らの決定に拠るのである。


 天王星の圏の訪問に熟達した諸圏の魔術師は、そこでの起源の知性体らと接触し、魔術とカバラの伝授を受けるだろう。それらは、他の圏や界の伝授者のいずれも、この天王星の圏ほどには伝授できまい。そのような魔術師は完全な達人、正当な師、階層の魔術師にしてカバリストとなっているからである。この魔術師は地球を取り巻く帯だけではなく、その他の全ての圏と界の支配者ともなる。諸圏の魔術をこれまで進んできて、この天王星の圏にも熟達した魔術師は、自らを完全な達人、78枚の知恵の書――タロットカード――を人間の意味合いで完全に理解し、小宇宙と大宇宙のその法を完全に制御する者と正当に呼べよう。そのような秘儀参入者に、私はもはや何も与えられない。


 この天王星の圏の短い説明から、秘儀参入者はいずれは、この完成の道への長き道を知るであろう。ここで、我々の階層は終わるのである。


 この先には、別の圏、冥王星の圏も存在している。だが現在の開発段階にある魔術師には、この圏から何の利益も得られない。これは、いわゆるブラフマーの2日目、進化の次のサイクルまでは、地球を取り巻く帯に何の効果も持たないからである。この次のサイクルでは、我々の地球には、我々とは違った肌の色、違った法を持つ、極めて違った種族が住んでいる事だろう。


 メンタル体の旅の間、私は先に述べてきたものの他にも、30ほどの様々な他の諸圏も経験している。だが、これらの諸圏は、現在のこれらの進化の状態では、人間にも地球を取り巻く帯にも、何の重要性も持たない。これらは我々の階層の範囲内には無いからである。本書の範囲では、これらについてこれ以上の説明を許さないだろう。


 我々の宇宙、我々の大宇宙、我々の太陽系の外側、本書で説明してきた階層と諸圏の外側には、多くの他の、遥かに大きな宇宙が存在する事に、魔術師はやがては悟る事だろう。それらは我々の大宇宙とは、極めて違った諸力、諸法、類似と関連している。これら全ての詳細な説明を与えるのは、誇張無しに不可能である。


召喚魔術の実践 2-メンタルの旅による交流
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