召喚魔術の実践 2-太陽の圏の知性体達

ページ名:召喚魔術の実践 2-太陽の圏の知性体達

7. 太陽の圏の守護神達


 魔術師が金星の圏の支配者となり、少なくとも数体の知性体と接触し、その魅惑の犠牲者とならず、この圏やその前の諸圏の振動をよく制御するようになったら、さらに先に進み、太陽の圏を知り制御するのを学ぶべきである。


 太陽の圏の振動は、金星の圏とは違っており、全ての諸圏の魔術師、特にメンタル体でメンタルの旅をしている魔術師がここに留まれる訳ではない。この太陽の圏の振動の詳細について述べるには、多くの時間を取るであろう。だが魔術師は何度となく訪問しているうちに、この振動にも慣れるであろう。ゆっくりと熟達し、ここの守護神らと接触するために長く留まれるようになろう。秘儀参入者らは、この太陽の圏をいわゆる光の圏と見做している。ここは我々の宇宙で制御するのが最も難しい圏である。魔術師がこの圏を知り、制御できるようになったら、以後の諸圏にはもはや困難な場所はなく、容易に支配できるようになろう。


 この太陽の圏の守護神らの簡潔な説明は、魔術師に自らの実践作業のための、さらなるガイドラインを提供するためにある。これらの守護神の印は、最初に召喚する時には黄金色で描く必要がある。それぞれの印のグラデュエーションは、金星の圏の印と同じ意味合いがある。各守護神が地球を取り巻く帯に持ち、さらにそこから我々の地球へと持つ影響について熟知する事は、カバラの観点からは最も重要である。


 この太陽の圏は、全ての圏と全ての惑星の生き物らに影響する。人については、この影響は水星の圏とその宇宙の序列で既に述べたように、生命力の度合いで明白となり、それにより、メンタル体、アストラル体、肉体は共に保たされる。


 この太陽の圏は総数で45の守護神らに統治されている。これらの統治者はヘルメース学の言葉では「太陽の圏の支配者」と呼ばれており、カバラではメタトロンと呼ばれている。オリジナルのカバラ文献では、メタトロンは神と人との仲介者と呼ばれている。



 図 1:エムナスト Emnasut ――太陽の圏のこの第1の守護神は、宇宙の階層全てでの全ての惑星とその圏での火の起源のエレメントを守り、制御している。



 図 2:ルベク Lubech ――太陽の圏のこの第2の守護神は、メンタル、アストラル、物理世界の三界全てを含めた我々の宇宙の全ての惑星と圏の、火の原理から導かれた電流を、その力の範囲で制御している。



 図 3:テラス Teras ――この第3の守護神は、宇宙の階層全て、全ての惑星と圏の、火のエレメントと電流の肯定的、否定的な効果を司っている。



 図 4:ドゥベズ Dubezh ――人や鉱物、植物、動物界の活動原理の力は、この第4の守護神の権能の下にある。



 図 5:アムセル Amser ――この第5の守護神は肯定と否定の原理により、すなわち我々の物理世界での電磁気や、我々の宇宙の階層の全ての惑星と圏の電磁気流により、形質に活力を与えている。



 図 6:エメデッツ Emedetz ――この第6の守護神は、人、獣、植物の芽生える力を守り、増大させる。



 図 7:ケスベッツ Kesbetz ――この第7の守護神は、人間、鉱物、植物、動物界の成長を司る。



 図 8:エマイサ Emayisa ――全ての生き物の自己保存の衝動を保ち、育てるのは、この第8の守護神の任である。



 図 9:エムヴェタス Emvetas ――思考する力を持ち、それゆえ完全な意識を持つ全ての存在は、その段階に関わらず、太陽の圏のこの第9の守護神の影響下にある。



 図 10:ブナム Bunam ――この第10の守護神は、全ての惑星、圏の人間と霊的存在の知的能力を司っている。



 図 11:セリュッツ Serytz ――この第11の守護神は、太陽の圏で最も高位にある起源の守護神である。この守護神は肯定と否定的な諸力の仲介者としての、すなわち全てのフェイズ、全ての存在、我々の宇宙の階層の全ての被造物を補い、さらに肯定的、否定的な諸力の間に宇宙的均衡をもたらす、風の原理を制御している。



 図 12:ウィビオル Wybiol ――太陽の圏のこの第12の起源の守護神の任は、全ての惑星と圏の人と霊的存在の知恵と知識を制御し、導く事にある。



 図 13:ルブイル Lubuyil ――この第13の起源の守護神の力の範囲は、階層全体、つまり宇宙の階層の全ての惑星と圏の、因果の全てのフェイズでの、水のエレメントと原理を制御する。



 図 14:ゲレル Geler ――太陽の圏のこの第14の起源の守護神は、メンタル、アストラル、物理世界の三界全てを含めた全ての圏での、全ての進化の段階で、最も微細で明瞭な効果のある磁気流を制御する任がある。



 図 15:ウィビジス Wybitzis ――この第15の起源の守護神は、我々の宇宙の階層の全ての圏と惑星で住む、全ての霊的存在と人間のフィーリングの原理を制御する。



 図 16:ウィバラプ Wybalap ――宇宙の階層全ての惑星と圏で創造された万物の、全ての段階での光の原理の効果性は、太陽の圏のこの第16の守護神の権能の下にある。



 図 17:ツジゼト Tzizhet ――最もシンプルなものから、至高の形までの神の啓明は、太陽の圏のこの第17の起源の守護神により、全ての惑星と圏の全ての人間や霊的存在に、霊感や直観や他の機能によって与えられる。



 図 18:ダベッツ Dabetz ――太陽の圏のこの第18の守護神は、全ての惑星や圏の人間や霊的存在が神の美徳の認識へと向かい、これらの美徳の影響を得るようにし、人がこれらを現実化させるのを助けるのを司っている。



 図 19:バナモル Banamol ――我々の宇宙の階層の全ての惑星と圏の被造物の中に、生命力の最も内なる表現に至るまで、神の起源の光を顕現させるのは、この第19の守護神の権能の下にある。



 図 20:エムイル Emuyir ――太陽の圏のこの第20の起源の守護神は、全ての惑星と圏の人間と霊的存在の健康の起源の原理、つまり類似の法則における完全なハーモニーと魔術的均衡を制御する。



 図 21:ドゥケブ Dukeb ――この創造された宇宙、つまり宇宙の階層全体のプラスの原理とマイナスの原理の関係の法則と、その諸法の制御は、太陽の圏のこの第21の起源の守護神の任にある。



 図 22:エムツゼル Emtzel ――我々の宇宙の階層の全ての惑星と圏の存在の全ての界での、動力と拡張の法則は、太陽の圏のこの第22の起源の守護神の影響下にある。



 図 23:タサル Tasar ――我々の宇宙の全ての惑星と圏での創造された万物の繁殖本能は、太陽の圏のこの第23の起源の守護神により制御されている。



 図 24:フスラドゥ Fusradu ――我々の宇宙の全ての惑星と圏での引き寄せと反発の諸法則、つまり共感と反感の諸法則は、太陽の圏のこの第24の起源の守護神により制御されている。



 図 25:フィルル Firul ――全ての惑星と圏での安定、接着性の諸法則は、この第25の起源の守護神により制御され守られている。



 図 26:エブィツジリル Ebytzyril ――全ての惑星と圏での重力や引き寄せの法則、つまり重量と重力の法則は、太陽の圏のこの第26の守護神により制御されている。



 図 27:ルホムタブ Lhomtab ――全ての惑星、圏、界の変容の全ての諸法則は、太陽の圏のこの第27の起源の守護神により制御されている。



 図 28:ツジバヨル Tzybayol ――太陽の圏のこの第28の起源の守護神は、我々の宇宙の階層の全ての惑星と圏の全ての振動の法則の守護者である。



 図 29:ゲナ Gena ――全ての惑星と圏の全ての種類の放出は、太陽の圏のこの第29の起源の守護神により正当に制御されている。



 図 30:カスレヨブ Kasreyobu ――この創造された世界に存在する万物の質は、この第30の起源の守護神により制御されている。



 図 31:エツジベト Etzybet ――その他の事柄に加えて、全ての惑星と圏の宇宙の諸法則への正確な固守は、この第31の起源の守護神の権能の下にある。



 図 32:バレム Balem ――この第32の起源の守護神は、我々の宇宙の階層の力の全ての範囲、全ての惑星と圏の類似の全ての法則を司っている。



 図 33:ベレムチェ Belemche ――この第33の起源の守護神は、我々の宇宙の出現の法則を制御し、宇宙の法則と照応するようにする任にある。



 図 34:アレスト Aresut ――太陽の圏のこの第34の起源の守護神は、我々の宇宙の階層の全ての惑星と圏の均衡を制御している。



 図 35:ティナス Tinas ――堅固化、結晶化、固定化などの諸法則は、太陽の圏のこの第35の起源の守護神が制御している。



 図 36:ガネ Gane ――我々の宇宙、全ての惑星と圏、力の全ての範囲での人や動物の進化を制御するのは、この第36の起源の守護神の手による。



 図 37:エムツブ Emtub ――生き、創造された万物、その最小のものから最大のものまでの運命やカルマは、太陽の圏のこの第37の守護神により制御されている。



 図 38:エラブ Erab ――この第38の起源の守護神は、起源の伝授者、また我々の宇宙の全ての惑星の時空の守護者と見做されている。注意:諸圏の魔術師は、時空は、いわゆる死んだ物や生き物と呼ばれるいずれにせよ、物理的な形があり創造されたものにのみ存在すると知る。反対に、我々の宇宙階層での地球を取り巻く帯から至高の諸圏までの全ての圏は――それらの惑星自身を除いて――時間も空間も無い。



 図 39:ティボリル Tybolyr ――太陽の圏のこの第39の起源の守護神は、全ての惑星と圏の人間や霊的存在の全ての理想の支配者である。



 図 40:キビス Chibys ――全ての惑星と圏の人間と霊的存在の進化を含めた霊性開発、法則、カルマの制御は、太陽の圏のこの第40の守護神の権能の下にある。



 図 41:セルフベ Selhube ――太陽の圏のこの第41の起源の守護神は、全ての起源の象徴、それらの言語、普遍的言語の創造者、現実化した全ての起源の理想の導き手と見做されている。



 図 42:レヴェム Levem ――この第42の守護神は、全ての魔術の学とカバラの起源の創造者と見做されている。



 図 43:ヴァサト Vasat ――は、我々の宇宙の全ての惑星と圏の人間と霊的存在の、水の原理とその磁気流、その濃度と効果性の全ての段階の、起源の伝授者である。創造された万物の中の水の原理の活動は、太陽の圏の第43の守護神、ヴァサトにより制御されている。



 図 44:エザブサブ Ezhabsab ――我々の地球や全ての他の惑星で水の中に生きる万物は、太陽の圏のこの第44の守護神の影響下にある。



 図 45:デビツゼト Debytzet ――は、太陽の圏のこの第45の守護神の名前である。進化の全ての方法、さらに発酵作用を含めた燃焼の全てのプロセスは、この守護神により制御されている。


 これらの力の範囲から判断して、太陽の圏の起源の守護神らは、宇宙の階層での惑星系の起源の創造主の調停者たちと見做されよう。読者の知識のために、さらにより良い概観のために、私は各守護神の抽象的な概念のみを与えている。これらの抽象的な概念の結果と関連して、多くのパラレルが存在し、それらは魔術師が直観的に自ら得るか、太陽の圏の守護神らに接触する間に啓明されるであろう。いずれにせよ、魔術師は多くの知識を得るであろうが、それらの詳細を語るには言葉に出来ないものがある。


 諸圏の魔術師が、太陽の圏の支配者となると、もはや正しい方法で解く事の出来ない問題は存在しなくなる。その知識には穴は無くなり、この諸圏で得た方法により、魔術師は完全な達人となる事ができる。カバラに熟達した魔術師は、カバラの秘儀参入が神との繋がりがティフェレト、カバラの生命の樹での太陽の圏で成就すると述べている理由についても理解するであろう。ここで魔術師は神との一致を得るのである。


 生命の樹で述べているように、魔術師は文字通りに神への道の半分まで到達しており、それは太陽の圏までを含めた諸圏を支配しているのを意味する。神は上位の半分から、この太陽の圏にいる魔術師へと向かい、神との一致へと至る。この場合、個人化された神との繋がりではないが、知識と知恵、力は一つへと一致するだろう。


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