召喚魔術の実践 2-宝瓶宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-宝瓶宮の頭領達

 以下の30の頭領らは、地球を取り巻く黄道帯の宝瓶宮の下にある。これらの印は全て、バイオレット色で描かれねばならない。



 図 325:フラシス Frasis(宝瓶宮 1度)――この頭領は人類に物を鋭くする方法を教えてきた。最初に人は、自らのナイフ、斧、剣、その他の全ての武器を鋭くし、それから歴史が進む中で、石や宝石を切る方法も学んだ。石を鋭くしたり切ったりする道具は、この頭領の啓明によって現代の完成の域にまで到達している。フラシスは切ったり鋭くしたり磨いたりする技を用いる全ての人々の守護者である。



 図 326:ポテル Pother(宝瓶宮 2度)――は、戦争の術の師である。勿論これは、この頭領によって人類は戦争をするよう誘惑されたのを意味するのではない。反対に、この頭領は平和を保ち、敵に攻撃された国に戦争を勝利する方法を啓明によって教える。またポテルは敵に対しての防衛の全ての方法の伝授者である。この頭領は戦争術の戦略家と正当に見做せよう。



 図 327:バデト Badet(宝瓶宮 3度)――人にイマジネーションの創造力を啓明するのは、地球を取り巻く帯のこの頭領の任務である。少しの想像力しかない魔術師は、この知性体に尋ねると、この面で助けを得るであろう。バデトが魔術師に授ける技法は、素晴らしい想像の能力を培わせ、その他にも、創造的に考える方法や、望む結果を得るために特定の思考をアカシャへと転送する方法も学ぶだろう。



 図 328:ナガ Naga(宝瓶宮 4度)――詩の啓明者であるこの頭領は、魔術師に良い判断力と構成の才能を得る助けとなるだろう。ナガは詩の中の霊的、サイキック的なモチーフを好むので、魔術師はナガの教授により、全ての霊的な問題を詩によって容易に表現できるようになるだろう。



 図 329:アスツレル Asturel(宝瓶宮 5度)――は神の慈悲の代理者であり、その喜ばしい振動を放つことで、誰もがその運命を容易に耐えられるようにする。この頭領は適法性を揺るがす事無く、全ての者を助けるのを好む。魔術師も他の人々を助けるために、この頭領に頼れるであろう。この他にも、アスツレルは魔術師に、普遍的法則の観点からの適法性と慈悲との境について悟らせるであろう。



 図 330:リリエル Liriell(宝瓶宮 6度)――は、宇宙哲学の起源の伝授者であり、魔術師に太古の時代から現代までの多彩な哲学を教える。また、リリエルにより遠い未来を見させられる事で、魔術師は未来の哲学についても学べよう。魔術師はこの知性体の助けにより、想像できない深みまでの哲学の知識を集められるであろう。



 図 331:シゲス Siges(宝瓶宮 7度)――この頭領は魔術師に、アストラル体と肉体を解消する影響を防ぐ、様々なミイラ化の手順について教える。魔術師がこれらの手順を用いたなら、老いを避けられ、その死の運命の影響をも避けられよう。魔術師は望むだけ自らの寿命を伸ばせられるからである。また、アストラル体と肉体で自らをミイラ化した魔術師は、病に陥る事も無くなる。この頭領の教授により、魔術師は他にも多くの事を経験できるだろう。例えば、自らを火、水、毒に対して無敵としたり、何年も食事なしに生きられるようにしたり、望むだけ若く、エネルギッシュで、頑強にしたりなどである。そのような魔術師に対しては、神の摂理のみが生と死を定めるであろう。



 図 332:メトセー Metosee(宝瓶宮 8度)――手先の熟練は、この頭領の権能の下にある。この頭領は専門職やアートでの技量に責任がある。女により行われる全ての手作業、例えば、刺繍、編み物、クローシェ編み、裁縫、糸紡ぎ、その他手先の熟練を必要とする全ての職業に、この頭領は影響を持つ。魔術師はこの頭領から、正確な手作業に必要な才能を向上させるための技法を与えられるであろう。



 図 333:アブシス Abusis(宝瓶宮 9度)――この頭領は、真理を求める全ての人々を助けている。その個々の開発に応じて、この頭領は探究者らに、霊的知識を伝授された人々と出会えるようにする。さらに、正当なグル――霊的な教師――と出会えるようにすらして、彼らが学ぶのを望んだ真理を伝授するようにさせる。



 図 334:パンフォドラ Panfodra(宝瓶宮 10度)――は魔術師に、個々の霊性開発での最も秘密の技法を明らかとする。この頭領は霊性開発のどの秘密の技法を個々の探求者に明かすかを定めている。多くの他の頭領に似て、パンフォドラも真の魔術の優れた伝授者であり、魔術、カバラの諸秘密の鍵の管理人である。



 図 335:ハグス Hagus(宝瓶宮 11度)――魔術師がこの頭領から学べる多くの魔術の技法の他にも、メンタル、アストラル、物理的な(オーラの)放出についての正確な情報も与えるであろう。ハグスは魔術師に人間から、そのメンタル、アストラル体の成熟に応じて、どのように放出されるかを教える。地球を取り巻く帯のこの頭領は、これらの放出の様々な実践的魔術的な開発の特別な技法を知っており、成熟した魔術師にそれらを語るのに大いに準備が取れている。



 図 336:ハツニー Hatuny(宝瓶宮 12度)――地球を取り巻く帯を彷徨ったり、召喚魔術をしている魔術師は、確実にこのカバラ魔術の優れた伝授者である頭領と接触するであろう。この頭領から魔術師は、カバラ魔術をメンタル、アストラル、物理世界の三界に用いる方法について語られよう。ハツニーはカバラ魔術の秘密の諸実践を知り、これまで僅かな秘儀参入者にのみ明かしている。



 図 337:ガゴルチョン Gagolchon(宝瓶宮 13度)――は、我々の地球の自然への、全ての探検家らの啓明者である。人類の成熟と発展段階に従って、この頭領は自然の秘密を明かしてきた。自然科学を扱っている魔術師は、この頭領と接触するのを強く望むであろう。それにより、この分野で魔術師の非凡な才能は開花するであろう。



 図 338:バヤ Baja(宝瓶宮 14度)――この頭領はあらゆる種類の神秘主義、オカルティズム、霊学の著者らを啓明し、神秘主義の諸事実を詩や美しい句の形で紙にもたらすのに、優れた啓明を与える。また、神秘的な作品の脚本家も、この知性体によりその執筆を助けられるであろう。著者でもある魔術師は、この頭領から自らの書のための多くの啓明を得るであろう。



 図 339:ウギルポン Ugirpon(宝瓶宮 15度)――宇宙物理学の優れた伝授者でもあるこの頭領は、魔術師に天文学と、そのメンタル、アストラル、物理世界への影響について知らせるであろう。ウギルポンは成熟した魔術師に他の惑星の住人や、その霊性開発と成熟、技術的な到達について、簡潔に言うならば、魔術師が知る価値があると考える全てについて語るのを好む。



 図 340:カピパ Capipa(宝瓶宮 16度)――は、富、豊かさ、名声の管理人として知られる。この頭領とその配下の者らは、地底にある全ての宝、宝石、人間の手によって隠された宝の管理人である。魔術師が速やかに豊かになりたいと望み、さらにその豊かさが霊性開発の障害とならないようにする――それについては、この頭領自身に聞くのが最良であり、その場合は魔術師に語るであろう――ならば、カピパにより望むだけの豊かさを得るのは確実であろう。



 図 341:コレー Koreh(宝瓶宮 17度)――他の頭領らと似て、コレーもカバラ神秘主義の優れた伝授者である。神の美徳のメンタル、アストラル、物理世界での霊化について、この頭領は魔術師に特別な技法を授け、他の人々を助けるための魔術、カバラの能力を得るのに、それらを用いる事ができよう。



 図 342:ソミ Somi(宝瓶宮 18度)――魔術師は、多くの魔術、錬金術の諸秘密、特に様々な魔術実践のための流体コンデンサーの準備について、この頭領から伝授されるであろう。ソミが魔術師が充分に成熟していると考えるならば、この頭領――最も秘密の性魔術、愛の魔術の熟達者である――は魔術師に、これらのコンデンサーを効果的に充填させる方法についても教えるであろう。この面で魔術師がソミから伝授される高次の密儀は、疑い無くこれまで完全に彼には未知だった事であろう。



 図 343:エリタル Erytar(宝瓶宮 19度)――は錬金術と電気物理学の優れた熟達者にして伝授者であり、魔術師にそれらの特別な手順を伝授するであろう。例えば、電磁気流の流体の助けにより、金属の電気振動を望むように変化させたり、金属の元のエレメンツを変化させたりなどである。エリタルは魔術師に、魔術で電気物理学を用いて、物理世界だけではなくアストラル、メンタル界でも様々な効果がもたらされる方法について教える。



 図 344:コシルマ Kosirma(宝瓶宮 20度)――は魔術師に、現在では不治とされる病への特別な治療法を得させるようにする。この頭領は魔術師に、全ての重病を癒すための錬金術とスパギリックの準備のための、多くのレシピと技法を授ける。また、何よりも先に、これらの医薬に電磁気流や他の充填手段によって、良い影響を与える方法も教える。魔術師はこの頭領から、全ての錬金術の治癒の技法の情報を得るであろう。



 図 345:イェヌリ Jenuri(宝瓶宮 21度)――この頭領から魔術師は、否定的なエレメンタルズ、エレメンタリーズ、エレメンツの霊的存在、地球を取り巻く帯の霊的存在、その他の圏の否定的な霊的存在からの、否定的な影響から身を守る方法について教えられる。この頭領は魔術師に、否定的な影響を恐れなくてはならない、多彩な種類の魔術の実践、召喚などでの、全ての防御の手段について語るであろう。この知性体に与えられた教授に従う事で、魔術師はまた、自らで使うための守護アミュレット、タリズマン、魔術の避雷針などを造る方法も学ぶであろう。



 図 346:アルトノ Altono(宝瓶宮 22度)――は、この宮の第5の頭領アスツレルと似て、正義と不義を定める。この頭領は常に魔術師が、法廷であろうとも、仲間らの間であろうとも、不当な扱いを受けないようにする。アルトノはまた、全ての不正に遭っている人々、迫害されている人々、無実の罪で投獄されている人々を慰める。その振動力によって、この頭領はこれらの人々が慈悲の祝福を受け、内なる平和を得るようにしている。この頭領は同時に、人生での困難な状況での助け手でもある。



 図 347:チミルグ Chimirgu(宝瓶宮 23度)――は接触した魔術師に、全ての界と圏での創造の神秘について伝授する。この知性体により、魔術師はアカシャ原理、すなわち原因の原理を通じて知るのを学び、それにより知恵の諸神秘は明かされるであろう。



 図 348:アリサレア Arisalea(宝瓶宮 24度)――魔術の詠唱の完全な師であるこの頭領は、魔術師に諸圏の音楽について理解させ、音楽や歌によりあらゆる概念や思考を表現する方法を教える。アカシャを通じて与えられたこれらの技法に従う事で、魔術師は音楽のための優れた耳を開発するであろう。



 図 349:ボレブ Boreb(宝瓶宮 25度)――は、地球を取り巻く帯の裁判官として知られる。その権能は、地上で人間が行う誓約、それが法廷でなされるものであれ、忠誠や愛などの誓約であれ、配下の者らを用いて厳密に制御する事である。この頭領により魔術師は、誓約、特に魔術の誓約をするとは何を意味するのかを、さらに魔術の誓約をする事で何に到達できるかを、完全に理解するよう学ぶであろう。ボレブはまた、魔術師にどの誓約をカルマによる結果を得る事無く破れるかを語り、これらについてその他の多くの事を教えるであろう。



 図 350:ソエスマ Soesma(宝瓶宮 26度)――は、普遍的な儀式魔術の熟達者であり、魔術師に全ての魔術、カバラの儀式の秘密を明かすのを好む。地球を取り巻く帯のこの頭領の助けにより、魔術師は個人が用いる儀式、社会全体でする儀式の最も正当な知識を得るであろう。さらに、デミウルゴス、すなわち個人的な神を縛る儀式や、特定の宗教体系の儀式、宇宙的な類似を表現する儀式、普遍的な起源を示す儀式などもである。特別な理由から、魔術師が適切な儀式を必要とするならば、この知性体と接触するのみで良い。



 図 351:エバロン Ebaron(宝瓶宮 27度)――は魔術師に三界、すなわちメンタル界、アストラル界、物理世界をメンタル体やアストラル体で旅するためだけではなく、他の圏でも旅するための特別な技法を授ける。望むならば、魔術師はこの頭領やその配下の者らにより、地球を取り巻く帯や他の圏での自らのメンタルやアストラルの旅に同伴してもらい、それにより個々の圏での法や神秘について学べるであろう。この頭領も魔術師に、これらの法を扱う魔術について教えるであろう。



 図 352:ネガニ Ngani(宝瓶宮 28度)――すぐ前に述べた頭領エバロンに似て、ネガニも魔術師に、諸圏の魔術カバラの諸秘密を知らせ、その実践作業のために、三界全ての各圏の魔術に適切な技法を授ける。この知性体と接触するのに成功した魔術師は、考えもしなかった様々な可能性を明かされるであろう。



 図 353:ネリオン Nelion(宝瓶宮 29度)――この頭領の類似、すなわち総合的な錬金術、魔術、カバラの諸法の知識は、先述べた2体の頭領らに劣るものでは無い。すなわち、魔術師がこの頭領の導きを受けたならば、同様に豊富に獲得できる。ネリオンは魔術師が、それまで知らなかった多くの技法により、自らの知識を豊富にするのを助けるであろう。



 図 354:シリギリス Sirigilis(宝瓶宮 30度)――は、錬金術の高次の神秘の特別な伝授者かつ管理人である。この頭領により魔術師は、特別な目的のために、様々な方法で人の血や種に染み込ませる方法を教えられるであろう。この頭領との接触を試みて成功するのは、ヘルメース哲学的な観点からして、魔術師にとって豊かさを得るのを意味するであろう。


召喚魔術の実践 2-双魚宮の頭領達
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