召喚魔術の実践 2-人馬宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-人馬宮の頭領達

 以下の30の頭領らは、地球を取り巻く黄道帯の人馬宮の下にある。これらの印は全て、青色で描かれねばならない。



 図 265:ネシャマー Neschamah(人馬宮 1度)――この知性体からの直観と啓明により、人は火と水の助けによる、すなわち硬くする鋼業を見い出した。そして現在の鋼鉄の生産と金属の硬化に到達している。未来には、人は現在でも知られていない新しく、より完全な金属の硬化の方法を見い出すであろう。



 図 266:ミルモ Myrmo(人馬宮 2度)――蒸気とその使用の様々な可能性は、様々な目的のための液体の気化から、最新の蒸気エンジンまで、この頭領により人に教えられた。適切な時に、ミルモは多くの発明家に、これらの改良、変化、発明を啓明するであろう。



 図 267:カティム Kathim(人馬宮 3度)――は、地球の全ての果物を制御している。人類がそれまで知らなかった、果物を生で、すなわち熟れた時に食べずに、自然が休息し、果実が収穫できない時に、自然の贈物を得るように、この頭領は啓明した。一部の果実を単に乾燥させるのみから始まり、後には調理したり保存したりした。それから人は、果実を別の目的、ジャム、ジュースなどのために、それらを用い始めた。カティムの果実の使用のためのレシピの膨大さと目新しさは、ほとんど限界が無い。



 図 268:エリミテス Erimites(人馬宮 4度)――地球とそこに住む人々に平和をもたらす事は、この知性体の任務である。人類に真の平和をもたらそうとする理想は、エリミテスにより導かれ、強められる。この頭領は魔術師に、平和の理想を目覚めさせるためにアカシャ原理により良き影響を作り出す方法を授けるのを常に喜ぶ。



 図 269:アシネル Asinel(人馬宮 5度)――皆に幸運をもたらすのは、喜ばしい任務であり、神の摂理は地球を取り巻く帯のこの知性体に、その任務を与えた。アシネルと接触した魔術師は、必要な時に、それが愛についてや、ギャンブルや、他の問題であろうとも、確実に幸運をもたらされるであろう。だが、この頭領やその配下によって、魔術師は自らに幸運をもたらすだけではなく、魔術を行っていない他の人々にももたらせる。アシネルはまた、魔術師にどの程度この頭領の力を用いられるか、どれくらい許されているかを悟らせる。



 図 270:ゲリオラ Geriola(人馬宮 6度)――我らが地球の倫理の全ての美徳の特別な熟達者であるこの頭領は、魔術師に魔術的均衡の正当な諸秘密を明かす。この頭領は魔術師に内観の正しい使用について教え、それによって得る力や能力にその注意を向けさせる。ゲリオラの教授に従って自らや他の人の内観をする事で、魔術師は大きな直観力とアカシャ原理の正当な認識を得るだろう。魔術師はこの知性体から知恵の多くの事実を学び、自らの智へともたらせるであろう。



 図 271:アソレグ Asoreg(人馬宮 7度)――様々な絵の印象を造る術、彫刻、裁縫、絵画などは、この頭領により人々に教えられてきた。また写真、映画なども、この頭領の権能の下にある。またテレビもそうで、これは未来には大いに発展するであろう。アソレグはまた魔術師に、遠い場所で像が見えるようにし、訓練されてない者の目でも見る事ができる方法を教える。



 図 272:ラマゲ Ramage(人馬宮 8度)――は、他の事の他にも、我々の地球の月の28宿の影響を制御している。ラマゲからは、月のリズムと周期の最良の情報を得るであろう。この頭領は魔術師に、月の28宿と、そのメンタル、アストラル、物理的な側面の人間の生への影響の諸秘密を明かすのを常に準備しており、この頭領により得た知識全てをどのように実践的に用いるかについても示すであろう。



 図 273:ナマロン Namalon(人馬宮 9度)――は、全ての正気でない人々を守護し、その配下の助けにより、これらの人々全てが不幸な運命に遭わないようにしている。狂人らはその守護下にあり、気絶している間にも何も起きないようにする。また、舞踏病(コレラ)や癲癇に罹っている人々もである。魔術師はこの頭領から、これらの不幸の原因や、治癒を成功させる方法について学ぶであろう。



 図 274:ディムルガ Dimurga(人馬宮 10度)――は、旅人、特に船により海を旅する人の守護者である。ディムルガは魔術師に、旅の間の助けとなるタリズマンやそれらの作成について教えるのを強く望む。魔術師が船に乗り、ディムルガの守護タリズマンを身に着けるならば、最も激しいハリケーンの中でも溺れる危険も無く生き残るであろう。



 図 275:ゴログ Golog(人馬宮 11度)――召喚魔術の優れた伝授者であるこの頭領は、魔術師にあらゆる霊的存在の種類の召喚についての秘密の技法を伝授する。この頭領は高度に倫理的に進歩した魔術師に、どのような霊的存在、それが善であれ悪であれ、絶対的に服従する、強力な魔術の言葉を明かすであろう。魔術師はさらに、この知性体から召喚魔術の総合を多く学ぶであろう。



 図 276:ウガリ Ugali(人馬宮 12度)――至高の知恵へと導く高等魔術の伝授者として、この頭領は接触するのが困難である。通常は配下の者を代理として送るからである。ほとんど完成した魔術師のみが、ウガリと直接的に接触するのに成功するだろう。だが、ひとたび魔術師が知遇を得るならば、この頭領は至高の魔術、特に惑星圏の魔術*1の最良の伝授者であり、至高の知恵の最も秘密の学を明かすであろう。



 図 277:エラソン Elason(人馬宮 13度)――はウガリに似て、接触するのが困難である。魔術師がそれでも成功したならば、この高次の伝授者は秘密の魔術とカバラの技法を明らかとし、それにより、魔術師は自らの高次の理想全てを現実化させられるであろう。



 図 278:ギリア Giria(人馬宮 14度)――交易や金の問題、さらに全ての種類の金属から貨幣を造るのを含めて、この頭領の権能の下にある。この頭領は人をこの面で、成熟の段階と時のスケジュールに応じて、発展させてきた。この頭領は魔術師に、これら全ての情報を与えるであろう。



 図 279:ホスン Hosun(人馬宮 15度)――老若に用いられる全ての種類の教育の方法は、この頭領の啓明から来ている。同時にこの頭領は、預言者らのための最古の学院から、現在のものまでの全ての学校の起源者である。ホスンから魔術師は、子供の養育に関する全てを学ぶだろう。この知性体に助けを求める魔術師は、あらゆる学校試験を通過できるであろう。



 図 280:メサー Mesah(人馬宮 16度)――は、世界全ての人々の全ての習慣と儀礼、特に求婚、性愛、結婚に関するものの起源者である。この頭領は魔術師に、時の起源より現在までの、さらに遠い未来に人々が用いる全ての習慣と儀礼を見させる。



 図 281:ハルキノン Harkinon(人馬宮 17度)――全ての孤児、みなしご、追放されたり憎まれた者らは、この頭領の特別な守護下にある。これらのカルマにより、この頭領はより容易に生きられるように助け、神の摂理が許す限り全ての場合で助けようとする。魔術師はこの頭領から、これらの人々についての助言と助けを得るだろう。



 図 282:ペツノ Petuno(人馬宮 18度)――は、全ての猟師と、野生動物を捕まえる仕事にある人々の守護者である。この頭領は野生動物を捕獲するゲームなどのための適切な武器や他の道具の啓明者である。



 図 283:カボネトン Caboneton(人馬宮 19度)――天文学、占星術、その他全ての関連する学は、この頭領の権能の下にある。この頭領は魔術師に、天文学と占星術の総合についての詳細を説明する。カボネトンの助けにより、魔術師はこの宇宙の見える部分、つまり星座について知り、星座の我々の地球への、個々の人間の運命への、国家全体の運命への、影響力と効果について学ぶであろう。



 図 284:エチャギ Echagi(人馬宮 20度)――は、癲癇、癌、脊柱の病、舞踏病などといった、それらの原因は現在でもわかっておらず、それゆえ不治と見做される危険な病への助けと助言を与える。エチャギは魔術師に、これらの危険で隠された病の原因について認識させ、またそれらを治癒するための適切な手段を作り出すための方法についても授ける。



 図 285:バティルノス Batirunos(人馬宮 21度)――人への至福、平和、楽しみ、喜びを与えるのは、この頭領の特別な任務である。人を幸福にする全ての事は、この幸福な時の啓明者と、その配下の者らによって起こされる。そのような事柄への疑問のある魔術師は、こバティルノスから満足して返答されるだろう。



 図 286:ヒラロ Hillaro(人馬宮 22度)――は、正義の代理者である。この頭領は魔術師に、法廷についてや、その他の事での、真の正義を求める全ての事を満たす。魔術師はこの頭領から、裁判の事柄での完全な助けを得るであろう。



 図 287:エルゴミオン Ergomion(人馬宮 23度)――は色学の啓明者であり、魔術師に色の作成に関するのみならず、それらを混ぜる事についても完全に教える。魔術師が絵を描くのに興味があるならば、色の混合、インク、絵画インクなどの無数のレシピの、作成や実践での使用についての情報を得るだろう。エルゴミオンはまた、人工的な化学合成物についても熟達しており、魔術師にこれらも教えるであろう。



 図 288:イコン Ikon(人馬宮 24度)――は魔術師に、肉体、魂、霊の、アカシャ原理との関連での、魔術的均衡の神秘について明かす。この頭領はまた魔術師に、何が正当な内観か、魔術的均衡に到達するためにいかに重要か、この内観無しには、物理、サイキック、霊的訓練で、普遍的真理の真の認識は不可能であるのを示す。



 図 289:アロソム Alosom(人馬宮 25度)――は沈黙の深遠な秘密と、否定的な状態で沈黙が作り出す力と機能について守護している。アロソムはよって、沈黙の魔術の頭領である。



 図 290:ゲゼロ Gezero(人馬宮 26度)――は、人間意識、特定の時や状況で人の中で目覚める意識を導く者である。魔術師は、どの意識の表現もアカシャ原理の表現であり、人の中の内なる声により自らを述べると知る。ゲゼロとその配下の者らは、通常は最大限の犯罪者の経験の中ですら、良心の意識の咎めがあり、それが理性へと導くのを見る。



 図 291:アガソリイ Agasoly(人馬宮 27度)――驚異的な魔術は、この頭領の権能の下にある。この頭領は魔術師に、この面でのヒント、助言、時には実践的な助けすら与える。アガソリイとその配下の助けにより、魔術師は最も驚くべき魔術現象を引き起こせる。多くのオカルト現象を技術的な発明により模倣させるよう人に啓明を与えてきたのはアガソリイである。それゆえ、この頭領は全ての魔術道具の起源の伝授者と見做されよう。これら魔術道具は、アマチュアやステージ妖術師(手品師)により用いられてきて、彼らは感覚の欺きや手先の熟練によって、正当な魔術の力と能力を持つと観客に信じさせるよう導こうとする。アガソリイの助けにより、魔術師は多くの技術的な発明をなせ、それにより他のオカルト現象も模倣できよう。



 図 292:エコレ Ekore(人馬宮 28度)――は、あらゆる人間の運命の導き手である。この頭領を召喚した魔術師は、その助けによって、運命と自由意志との違いについて悟るであろう。エコレは疑いなく、どの人物の運命も変えられる立場にあり、魔術師はそれらを尋ねるべきである。この頭領は魔術師に、特定の作業で、自らの個人的な自由意志がどれだけ向かうかを知るようにさせるだろう。



 図 293:サリス Saris(人馬宮 29度)――は魔術師に、蓄積した光やエレメンツの放出による、タリズマンやアミュレットの魔術の充填について教える。この頭領はまた魔術師に、様々な圏での霊的存在を追放する方法の正確な情報を与える。



 図 294:エラミ Elami(人馬宮 30度)――とその配下の者らは、地球の表面の下にある全ての水を扱っている。この頭領から魔術師は、どのような通常の発見道具を用いる事も無く、地下の鉱泉をどのように、どこで見つけるかを学ぶであろう。この知性体の助けにより、魔術師は占術の杖を用いる事なく、砂漠の只中にあろうとも、飲み水を見つけられるだろう。勿論それには、地球の表面の近くに水脈がある必要があるが。地下水の発見や使用と関係する労働者全ては、エラミの守護下にある。


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*1 原書では、spheric magicとある。