召喚魔術の実践 2-天蝎宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-天蝎宮の頭領達

 以下の30の頭領らは、地球を取り巻く黄道帯の天蝎宮の下にある。これらの印は全て、赤色で描かれねばならない。



 図 235:アルプ Aluph(天蝎宮 1度)――この頭領は我らが地球の火の守護者である。火と関連する全てのものは、この頭領によって魔術師に完全に明かされる。魔術の観点からの全て、電流、火エレメントの霊的存在、サラマンダーといったようなものや、物理世界での火の実践的な使用に関する全ての発明もである。



 図 236:シャルアー Schaluah(天蝎宮 2度)――は、電気の起源の伝授者と見做されている。この頭領は人が電気を知るようにし、歴史の中で、一部の人間に関連する全ての発明を起こさせてきた。電気学の全ての可能性はなおも完全からはほど遠いので、多くの新発明によって未来の世界は喜ぶ事であろう。この頭領と接触した魔術師は、これら全ての詳細、特に魔術の学と関連した事を既に知るであろう。例えば、電流は未来であらゆる面で重要な役割を演じ、幅広い分野で用いられる事などである。



 図 237:ハスペリム Hasperim(天蝎宮 3度)――この頭領は人や動物に、自己保全の衝動を啓明してきた。この頭領は動物らを、危険に対して自らを守る本能を造る事で守るように導いてきた。それゆえ、動物の本能の啓明者である。人はこの頭領によって、労苦、忍耐、勤勉と共に生きるようにさせられた。それゆえ、人を困難に進ませる何であれ、この頭領の権能の下にある。この頭領と友誼を結んだ魔術師は、頭領自身かその配下により、膨大な力を得るであろう。さらに、この力を他人が目標に向かう助けとして、望むだけ伝授する事も出来よう。ハスペリムは人間の本能に関する多くの秘密を知り、魔術師にその成熟と開発段階に応じて、それらを明かすのを強く望んでいる。



 図 238:アダエ Adae(天蝎宮 4度)――は、子供の愛、母性愛、父性愛、その他家族を共にする全ての守護者である。この頭領の助けにより、魔術師は家族のどのような喧嘩や不和とも対処できる。アダエは魔術師に、様々な実践によって家族の喧嘩を取り除く方法を教える準備が大いに出来ている。



 図 239:ヘルミス Helmis(天蝎宮 5度)――この地球で人間や動物の乳と関連する全ては、この頭領の権能の下にある。この頭領は、赤子に乳を飲ませる全ての育児婦や母を守護する。また地球の全ての哺乳もこの頭領により守護されている。この頭領の守備範囲は非常に広い。歴史の中で、この頭領は人に養うために乳を用いるのを教えた。この頭領に啓明され、人は動物から、飲むだけではなく日々の生産物のためにも、乳を得て用いるのを学んできた。またヘルミスは一部の病のための乳食を得たり、乳から様々な種類の医薬を作り出す方法を啓明してきた。遥か未来まで、いまだ公には知られていない乳の働きと関連した多くの事は、この頭領によって魔術師に今明かされるであろう。



 図 240:サラシ Sarasi(天蝎宮 6度)――は、物理世界、アストラル、メンタル界と繋がっている全ての人間の理想の、起源の伝授者である。人類の成熟と開発状態に応じて、この頭領はその配下の者らを用いて、個々の様々な理想を制御し、メンタル、アストラル、物理世界で、多かれ少なかれ、その理想が実現化するための状況と可能性を引き起こす。サラシは人にその成熟と運命に従って、理想の実現化のための相応しい情熱と忍耐を与える。この頭領もまた、魔術師に多くの事を教える。例えば、我々の世界にどのように様々な理想が生まれるかや、それらがどう腐敗するかなどである。さらに、サラシは魔術師に遠い未来まで現れない理想についても語るであろう。



 図 241:ウゲフォル Ugefor(天蝎宮 7度)――この頭領は人の知性を制御し、その全ての知的機能を方向付けている。人の成熟と開発段階に応じて、この頭領は特定の知識を得るようにする。この地球に満たすために人に定められた命令は、この頭領に拠っている。またウゲフォルは魔術師に、人間知性が啓明される方法や、膨大な記憶力を得る方法を授ける。人間知性が得られる全ての知識は、この知性体によって魔術師は接する事ができるであろう。



 図 242:アルミレー Armillee(天蝎宮 8度)――は、人を感染症の病全てに対して守護し、自らを養生させ、感染に抵抗できるようにする。カルマによって必要だったり、運命によって定められている場合は、この頭領は感染を防いだりはしないだろう。アルミレーは魔術師に、殆んどの種類の感染症に対して、魔術的観点から守る多くの方法を教える。これらはメンタル界やアストラル界の影響の可能性もあるので、アルミレーは魔術師にこの面でも教授をする。そして、否定的なアストラルの影響や、否定的な存在の影響に対して、特別な魔術の実践を獲得したのちに自らを守る方法を教える。



 図 243:ラナル Ranar(天蝎宮 9度)――霊的知識を扱う全ての人々は、この頭領によって、憑依やその他の関連する好ましくないサイキックの影響から守られている。この頭領は、可能な全ての圏の不可視の存在と交流するための様々な技法を身に着けている。そして魔術師に対して、メンタルやアストラルの旅の特別な実践を与え、自らのアストラル体とメンタル体を様々な圏へと上昇させる特別な方法を教える。それゆえ、魔術師はこの知性体を、完成への道への様々な魔術の実践の啓明者と見做せよう。



 図 244:カラシュイ Caraschi(天蝎宮 10度)――は、磁気療法の仕事をしている全ての人間を守護し、啓明している。カラシュイは魔術師に、魔術療法の様々な方法、アドトランスファー、活性化させた生体磁気、プラーナ療法といったものを示す。魔術師はどのようなリスクも無く、これらの事を学ぶだろう。この知性体の権能の幅については、何冊もの本が書けるであろうが、この頭領から啓明され、直接的な情報を得るのは魔術師の意志にかかっている。



 図 245:エラリエル Eralier(天蝎宮 11度)――は魔術師に、哲学者の石を作るというのは、単なる寓意や象徴的秘教的思弁では無いと確信させるであろう。魔術師はこの頭領から、様々な目的のための様々な段階での、この哲学者の石の準備について学ぶ。さらに、魔術師は金属を変容する方法、特に乾燥させるやり方を語られるであろう。錬金術に既に熟達している読者は、これが何を意味するかを知っていよう。哲学者の石の準備と実体化には多くの方法がある。エラリエルは魔術師に、これらを授けるであろう。



 図 246:サガラ Sagara(天蝎宮 12度)――は、全ての魔術師への伝授者である。サガラと接触した魔術師は、人や動物に魔術的、カバラ的、テウルギアによる方法により影響を与える方法について価値ある教授を得るだろう。



 図 247:トラソリム Trasorim(天蝎宮 13度)――太陽は命である。人はこの概念を、この頭領から啓明された。この頭領は歴史において、人に太陽の力を用いる発明をするようにしてきた。魔術師はトラソリムから、様々な魔術の技法のために色付きのフィルターを用いて太陽光線を使う方法を教えられるだろう。そのため、この知性体は色の光の療法への伝授者と見做されよう。普遍的法則と相似する太陽の色を付けた光による療法は、通常の療法よりも良い質やキャパシティーを示し、より良い動的な効果を持つ。この頭領は魔術師に、この太陽の色付きの光による多くの魔術の技法を授け、これらは医療目的や動的な療法のみならず、様々な魔術作業でも用いられよう。



 図 248:シュレゴ Schulego(天蝎宮 14度)――は、物理世界のイミテーションの師である。この頭領は人に、例えば宝石を模造する方法を教える。ガラス、陶器、人工皮、ゴム、その他の多くの化学的人工的な生産物は、この頭領の啓明によるものである。シュレゴの助けによって、魔術師はアカシャ原理を通じて、イミテーションの術の未来の発明を観る事ができる。疑い無く、この発明の可能性には限界は無い。秘密にする誓いの下、この知性体は魔術師にこれらの作成の方法についても授けるであろう。



 図 249:ヒポノポス Hipolopos(天蝎宮 15度)――全人種のエンターテインメントに用いられる全てのゲームは、この頭領の啓明によるものであり、ヒポノポスは未来においても、ジョーク、賭け、スポーツイベントなどでの老若のための全てのゲームの伝授者であり続けるであろう。またこの頭領は、子供のための全てのオモチャの伝授者でもある。カードゲームや、その他の社交ゲームも、勿論、この頭領の権能の下にある。



 図 250:ナトリサ Natolisa(天蝎宮 16度)――は、蜂の守護者である。この頭領は人に、養蜂術と蜂蜜を使う方法を教えてきた。古い時代には、人々は砂糖を持っておらず、そのため蜂蜜を代わりに用いていた。ナトリサの啓明により、人は蜂蜜から様々なお菓子を作るのを学んだ。後の時代に蜂蜜は甘味の必要を覆うには充分で無くなると、ナトリサは再び、人に他の物質から砂糖を造るようにさせ、東洋ではサトウキビを、またより適していない気候の土地では甜菜を発見させ、それからこれらの植物は砂糖を造るための原材料として仕えるようになった。魔術師はこの頭領から、砂糖の生産や、人がまだ知らない他の砂糖のような物質についての多くの興味深い事を聞くであろう。さらに、砂糖が体内に足りないために起きる病の治療法についても、望んで語られるであろう。



 図 251:ブタルシュ Butharusch(天蝎宮 17度)――人が果物を生のままだけではなく、加工して食べるようにするのは、この頭領の仕事である。またこの頭領は人に、歴史において、火エレメントによって食事を準備する方法、すなわち煮たり焼いたりするのを教えた。さらに、パンを焼いたり、お菓子を作ったり、新しい食事を発見したりさせ、人を現在の料理の術の域まで導いてきた。そのためブタルシュは、料理とパンを焼く術の伝授者と正当に呼べよう。



 図 252:タゴラ Tagora(天蝎宮 18度)――は、エロティックな愛の師である。この頭領は男女に共感的なフィーリングを引き起こさせ、彼らを保つようにさせる。この頭領は魔術師に、男女に自らを愛させたり、ある人の共感を引き起こさせたり、望むならば、家族に平和を得させたりするなどの特別な教授を与える。またタゴラは愛を起こすための、多くの魔術の方法を知り、魔術師にそれらを教えるだろう。



 図 253:パナリ Panari(天蝎宮 19度)――冶金学は、この頭領の権能の下にある。この頭領は人に、様々な金属を鉱石から得る方法を教え、様々な金属のエレメンツを認識する助けとなり、金属のアマルガムなどを作り出すのを教えた。パナリは金属での作業やアマルガムのためや、金属を様々な化学生産物、人工物質、医薬にするための様々なレシピを持っている。この知性体は魔術師に、これらに関するほとんど無限の秘密を授けるであろう。



 図 254:ナガル Nagar(天蝎宮 20度)――先のパナリと似て、この頭領も魔術師に多彩な金属とその組み合わせから様々な医薬を造るのを教える。ナガルは人工的に作り出される全ての医薬の偉大な啓明者である。魔術師がナガルに特定の金属を医療目的に使う方法を教えるのを許すならば、その知識を増大せさるであろう。



 図 255:コファン Kofan(天蝎宮 21度)――開かれた心を持つ者に、この頭領は可能な限り全ての望みを満たそうとするだろう。この頭領の特別な権能は、悪い生活状態を、良いものへと変えて、人に満足を与える事である。この頭領は魔術師に、生活のスタンダートをより良いものとする方法を教え、その運命がカルマとして条件づけられており、神の摂理はどの程度その介入を許すかについても語る。魔術師は自らの運命のほとんどの支配者なので、他の人々の通常は宿命である事も、この頭領の助けによって改善する事ができる。



 図 256:シャルアク Schaluach(天蝎宮 22度)――この頭領は、先に述べた頭領とほとんど同じ権能と力を持つ。この頭領は人の、通常は逃れる事が出来ない、最も困難な人生の状況においても、直観を通じて助言と助けを与える。この知性体は、あらゆる状況での正しい治療薬を見つけ、魔術師に直観によってそれを知らせるようにする。



 図 257:シピリピス Sipillipis(天蝎宮 23度)――は、地球を取り巻く帯の特別な頭領と見做されている。なぜなら、この頭領は魔術師に、信仰と確信の力を教えるからである。これらの2つの神の性質を得る事で、魔術師はメンタル、アストラル、物理世界で大いなる奇跡を引き起こすことが出来るようになる。シピリピスは魔術師に、信仰と確信の力に速やかに安全に到達する方法を助言する。



 図 258:テデア Tedea(天蝎宮 24度)――は、病の診断と分析の優れた熟達者であり、魔術師はメンタル体、アストラル体、肉体の病の全ての原因について教えられるだろう。同時に、この頭領から、病と不調を取り除くための方法も伝授されよう。医学に興味のある魔術師は、テデアから多くの知識を得て、診断と治療の熟達者となる事が出来よう。



 図 259:セメシュレ Semechle(天蝎宮 25度)――この頭領も、自然の薬の全て、すなわちハーブや水によるものや、体のケアや、自然の薬に関しての他の方法、また、現在まで完全には明かされていないものも、魔術師に伝授する。



 図 260:ラディナ Radina(天蝎宮 26度)――は、テウルギア、すなわちカバラの特別な熟達者であり、この惑星を癒すための、全てのテウルギアの技法は、この頭領の権能の下にある。この頭領は、最も厳しい病も、カバラによってどのように治癒されるかを知り、魔術師はそれらにより個人的な使用のための術式の書全体を書く事もできよう。魔術師が望むならば、ラディナにより、奇跡によって、すなわちカバラの助けによって人々を治癒する訓練を受けられよう。



 図 261:ハチャメル Hachamel(天蝎宮 27度)――は、天文学と方位の優れた熟達者である。この頭領は人に星々を見上げて、それら星座により東西南北を定めるのを教えた。この知識は、特に航海で大きな価値があった。またハチャメルは、コンパスと磁気針の起源の伝授者でもあり、この知識無しには航海は不可能であったろう。歴史と共に、この頭領は人に方位を知るための他の力や発明も見つけるようにしてきた。海の深度や水圧を測る機械の全ては、この頭領の権能の下にあり、未来において根本的に改革されるであろう。



 図 262:アナディ Anadi(天蝎宮 28度)――は、水治療法のスペシャリストである。メガロギと呼ばれる天秤宮の30番目の頭領と似て、アナディも水治療法の全ての技法を司っている。この頭領は魔術師に、様々な病を癒すために水と関わっている電磁気流を用いる方法を教える。また、熱による刺激によって、病の原因を取り除き、人体内にハーモニーと健康を作り出す方法も示すであろう。この頭領は魔術師がこの分野に興味があるならば、これまで知られていない水治療法の多くの技法を教えるだろう。



 図 263:ホラスル Horasul(天蝎宮 29度)――は、我々の地球の全ての人工的な水の流れを制御している。この頭領は人に、水の力をどう用いるか、例えば土地を人工的に灌漑する方法や、川底で望むように水を人工的に働かせる方法について啓明を与えてきた。ホラスルは最も単純な水車小屋から、最新の水力発電所、人工運河などの啓明者である。この頭領は魔術師に、遠い未来の水の制御やその使用についての、多くの珍しいものを教えるであろう。



 図 264:イルマノ Irmano(天蝎宮 30度)――水の中にある全ての生き物は、この頭領の権能の下にある。例えば、魔術師が釣りに興味があるならば、イマノにより適切な技法を与えられ、それにより困難無く魚を特定の場所に集めたり、魚を手で掴めるほどに躾け、制御できるようになるであろう。簡潔に言うならば、水の中にいるあらゆる動物、ウミヘビやクロコダイルやシャークであろうとも、この頭領の力の下にある。


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