召喚魔術の実践 2-巨蟹宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-巨蟹宮の頭領達

 以下の30の頭領らは、地球を取り巻く黄道帯の巨蟹宮の下にある。これらの印は白銀色で描かれねばならない。



 図 115:ナブルム(巨蟹宮 1度)――は魔術師に直観、霊感を通じて、錬金術やスパギリック(薬草の錬金術)の技法で暖かさ――気温――の様々な度合いについて喜んで伝えるであろう。また、植物や金属の準備のためのものだけではなく、他の流体、例えば光、色、トーン、振動などについても、魔術師はこの頭領から教えられるであろう。ナブルムは錬金術とスパギリックの作業の熟達者であり、魔術師はその霊感により、この分野で多くの利益を得られるだろう。



 図 116:ヌダトニ Nudatoni(巨蟹宮 2度)――この頭領と繋がっている魔術師は、我々の物理世界の火山の噴火や関連する地震の密接な情報を得る。ヌダトニは魔術師に、いつ火山が溶岩を吹き出すかの助言を与えられる。ヌダトニやその従者は、求められたら、魔術師のメンタルやアストラル界の深い地下の探索に伴に従い、温泉、鍾乳洞、隠された宝、その他地下に発見される何であれ示すであろう。またこの頭領は、火工術、特に電磁気流が関連したものの、良き秘儀伝授者である。そしてこの頭領は魔術師に、これらの流体とともに魔術的な方法によって、様々な火工術の奇跡をもたらす方法を教えるだろう。



 図 117:ヤキル Jachil(巨蟹宮 3度)――は、全てのエロティックな秘密を知り、魔術師にそれらを秘儀伝授する。この頭領は魔術師に、愛を刺激したり消したりできる多くの魔術的方法を与えるよう常に準備している。これらの他にも、この頭領は魔術師に、魔力によって異性から愛され、魅力的となる方法や、エロティックな観点から効果的となる方法も教える。魔術師が望むならば、この知性体から性魔術の最も秘密の術について教えられるであろう。



 図 118:ヘラリ Helali(巨蟹宮 4度)――この頭領は、共感ミイラ魔術の優れた秘儀伝授者である。この頭領はエレメンツの助けによって、ミイラ魔術を実践する魔術師に、様々な効果をもたらす方法の情報を与える。この頭領はその他にも、魔術師に自然の電磁気流の影響について説明する。ヘラリは魔術師に、これまで誰もが知らず、ミイラ魔術で行うべき、特別に働く方法について入門させる。この頭領やその従者によって説明される特別なミイラ魔術の教授は、魔術師がこれまで考えた事も無い効果をもたらす助けとなるだろう。



 図 119:エムファリオン Emfalion(巨蟹宮 5度)――は魔術師に、強く健康的な体、ハンサムで魅力的な顔、魅惑的な目、すなわち、歳を取っても若さを保つ方法の助言をする。エムファリオンから魔術師はある形質の準備の必要な教授を受け、自らの肉体を腐敗しないようにこれらを浸透させる。魔術師がこの頭領との良い繋がりがあるならば、既に歳を取っていたとしても、若い見た目、少なくとも友人らからは、中年の紳士であるという印象を与えられるであろう。また、特別な魔術の目的のための、様々な植物からの魔術のエリクサーの調合についても、この知性体によって魔術師に全て明らかにされるであろう。



 図 120:プリロキ Pliroki(巨蟹宮 6度)――は特に東洋で良く知られている、いわゆる「風の知らせ」の実際の事実について、魔術師に説明する。この頭領は魔術師が望むならば、相手が秘儀参入者であろうとも無かろうとも、メッセージを送れるようになる適切な方法について熟練しており、教える。魔術師はこの頭領から、メンタル界やアストラル界、場合によっては物理世界においても、電磁気流や風エレメントの助けや、存在、霊といったものの助けによってこの現象を働かせられる方法を教えられるであろう。また魔術師はプリロキの助けによって、他の魔術現象ももたらせるであろう。



 図 121:ロシモン Losimon(巨蟹宮 7度)――は魔術師に、古代起源の宗教信仰の諸神秘や体系について、また古代の人々、特に高祭司らが造る事ができた魔術現象について教える。ロシモンはこの時代の超常現象を、現在でも引き起こす方法や環境について知り、魔術師が望むならば、それらの方法について伝授する。またこの頭領は、魔術師に空中浮揚現象の秘密について明かす事ができる。それによって、霊的存在の助けを借りてか、魔術師が得た特別な諸力あるいは機能によって、それらを行える。魔術師は電磁気流の制御を学び、それらの流体の助けによって地上の重力を制御したり超えたりできるからである。この場合、魔術師は地上の重力から解放され、自らや他の人々を羽根のように軽くし、結果として、水面を沈む事なく歩いたり、空中に自らの体を浮かばせたりできる。この術をどのような目的のために行うのも、極めて明白である。



 図 122:キリキ Kiliki(巨蟹宮 8度)――は、魔術師にリズムと振動の神秘について伝授する。また、どの圏あるいは界でも、リズムや振動を働かせられる方法について教える。キリキは生命のマスターと見做されている。生命とはリズムと振動以外の何物でもないからである。



 図 123:オラモス Oramos(巨蟹宮 9度)――は、オカルト能力、特に霊視、霊聴、霊覚、サイコメトリーといったものの優れた情報を与える。この頭領は魔術の鏡の作成や、それらを特別な影響力で充填する方法などについて、また魔術の鏡をカバラの方法によって充填する方法も、魔術師に教授する。魔術師が既に完全な霊視能力者だったとしても、オラモスはその力を増大させる方法を教える。この頭領はまた、使い魔の霊らを特別な目的のために獲得したり、どのように扱うかについて、魔術師に助言する。またオラモスは魔術師に、魔術作業でのいわゆる「霊の制御」と呼ばれる方法の正確な情報も与える。魔術師がこの知性体との良い関係にあるならば、さらに多くの良く価値のある助言を得るであろう。



 図 124:タラト Tarato(巨蟹宮 10度)――この頭領は魔術師に、水の魔術や、電磁気流、魔術儀式、普遍言語といったもので、天候に影響を与える方法について教える。この頭領と良い関係にある魔術師は、思うままに雨を降らせたり止めらせたり、稲妻を特別な方角に飛ばしたり、雹の嵐を引き起こしたり、天候と関係する何であれもたらし、呼び出す事が出来る。



 図 125:ホロモル Horomor(巨蟹宮 11度)――この頭領は全ての高次の魔術の神秘、秘儀参入の密儀や、地球を取り巻く帯の神秘、我々の物理世界の神秘などを知り、魔術師にそれらを理解させるよう教えるだけではなく、その直観力をその放出により刺激させ、普遍的な観点からの知恵の全ての神秘を学ばせる事もできる。この頭領は、魔術の啓明の教授者と呼べるであろう。



 図 126:ツマコ Tmako(巨蟹宮 12度)――は、魔術師に地球を取り巻く帯や、我々の物理世界での植物、鉱物、金属の諸秘密の、諸力、諸効果などの変容の全ての秘密を伝授する。この知性体も、真の錬金術の守護者と呼べるだろう。



 図 127:ニマロン Nimalon(巨蟹宮 13度)――不可視の存在や知性体と対処したり、カバラの学を得ている魔術師が、時には、霊的存在の言語や普遍言語を知的に再現する困難を経験する事もある。ニマロンは魔術師にこの面で助けを与え、普遍言語や霊的存在や知性体の言語でどのようにコミュニケーションするかについて説明し、それによって魔術師は、表現の正しい意味合いを見つける能力を得る。それゆえ、ニマロンは全ての知的言語での表現のモードについての、素晴らしい伝授者と見做されよう。



 図 128:カマロ Camalo(巨蟹宮 14度)――この頭領は、魔術の学の最深の秘密も良く理解しており、魔術師にそれらの方法や道、技法について示し、それにより自らを透明にできるようになる。カマロの助けにより、魔術師は不可視となる。すなわち、魔術師は全ての圏、メンタル界、アストラル界、また必要ならば物理界でも、誰にも認識される事が無くなる。この自らを望む時に不可視とする能力は、極めて特殊なものであり、ごく少数の魔術師のみが用いている。



 図 129:ニムトリクス Nimtrix(巨蟹宮 15度)――この魔術の高次の秘儀伝授者は、適切な方法によっての物質の脱物理化の術について魔術師に教える。すなわち、物質を脱凝縮させ、再び出現を望む場所で、物質化、すなわち凝縮化させる。また脱物理化と、再凝縮化させるための霊的存在を望む魔術師は、ニムトリクスは魔術師の望むものを与えるであろう。



 図 130:カロテ Kalote(巨蟹宮 16度)――は、宇宙の諸法の優れた熟達者、師である。この頭領はまた、神徳の教授者であり、魔術師にこれらを教え、これらの神徳とは何かを示し、その因果の下で、小宇宙と大宇宙で適法となるようにする。



 図 131:イスキロン Ysquiron(巨蟹宮 17度)――は、魔術師に神の広大な愛、慈悲、全ての同様の神の美徳とは何か、その適法、調和、正義が用いられ、全ての圏や界で働く様について認識させる。イスキロンから魔術師は、これらのテウルギアの諸秘密の違いについて学ぶであろう。この頭領と盟約を結んだ魔術師は、全ての圏でのカルマの効果についてのみならず、同時に神の流出の非常に高度なカバラの諸秘密も獲得するであろう。



 図 132:シケスティ Sikesti(巨蟹宮 18度)――は、小宇宙と大宇宙の進化の最も微細な寓意と秘密について、魔術師に教授する。シケスティから魔術師は、神の摂理が求める万物の創造の働きについて、少なくともこの知性体の観点を学ぶであろう。



 図 133:アバグリオン Abagrion(巨蟹宮 19度)――は、魔術の術式の熟練者であり、この頭領と接触した魔術師は、様々な魔術の術式について教えられ、また同時に、メンタル、アストラル、物理界での魔力の効果についても学ぶであろう。アバグリオンは魔術師に、否定的で望まない影響から防御する、多くの魔術の術式を教えるであろう。



 図 134:キビギリ Kibigili(巨蟹宮 20度)――魔術師はこの頭領から、地球を取り巻く帯での下位の存在を、メンタル体での、すなわち我々の物理世界ではない召喚の能力について、さらに様々な危険、悪意といったものから防御する方法について教えられる。地球を取り巻く帯で、メンタル体によって召喚するだけでも、物理世界で行うよりも遥かに難しい。そこでは魔術師は意識によるサポートが無いからである。そのような召喚で何が効果的であるかを、魔術師はキビギリから詳細に説明されるであろう。



 図 135:アラクソン Arakuson(巨蟹宮 21度)――は、魔術師に様々な法の原因、目的、結果について教え、その他にも、深い知恵へと導く。アラクソンは、地球を取り巻く帯の多くの他の頭領らと同様に、魔術の高祭司と見做されるであろう。



 図 136:マッギオ Maggio(巨蟹宮 22度)――魔術師はこの頭領から、地球を取り巻く帯から直接に特有の諸力を取り出し、それらをメンタル、アストラル、物理界で実体化させる方法について教えられるであろう。マッギオは神の流出、すなわち神の摂理の崇拝へと深く理解させる。



 図 137:ディリニシン Dirilisin(巨蟹宮 23度)――は、空間の魔術のマスターにして教授者である。魔術師はこの頭領から、物理世界と、地球を取り巻く帯のみならず、大宇宙の他の諸圏でも、時空のマスターとなる方法について教えられるだろう。この全ての圏での時空のマスターとは何を意味するかは、真に成熟した魔術師によってのみ理解できる。ディリニシンは、魔術師にこの能力の魔術的な使用の方法についての詳細な情報を与える。



 図 138:アカヒモ Akahimo(巨蟹宮 24度)――この頭領は、地球を取り巻く帯の流出のためのアカシャ原理から、神の美徳、性質、諸力の様々な段階の振動を知り、制御する方法について魔術師に教える。この能力は何を意味するかは、簡単な言葉では説明できない。これは、この高次の学の実践もしている正当な魔術師によってのみ掴むことが出来る。



 図 139:アラゴル Aragor(巨蟹宮 25度)――は魔術師に、適切な方法と浄化のプロセスを通じて、神の摂理の働きを見るのを可能とする。そしてアカシャ原理と神の光、神の摂理の最初の流出との相関関係について、認識させ経験させる。これは魔術師に、地球を取り巻く帯についての高次な悟りへと導くであろう事は言うまでもない。



 図 140:グラノナ Granona(巨蟹宮 26度)――は、トランス状態、眠っている最中の夢、白昼夢により、あるいは魔術の鏡の助けによって起きた様々な幻視によって、惑星間の諸圏での宇宙的な盟約に到達するために必要な方法について魔術師に伝える。グラノナの助けにより魔術師は、真の姿や象徴によって再現された、惑星の諸圏、その因果を認識するであろう。



 図 141:ザゴル Zagol(巨蟹宮 27度)――は、宇宙の諸圏の魔術を魔術師に教える。魔術師が自らのメンタル体でこれらの諸圏、例えば地球を取り巻く帯へと赴いて、儀式魔術をしようとするならば、この圏でも、我々の物理世界と同じようなやり方で召喚をできよう。特有の圏でのそのような作業で、どのような法などに従うべきかは、ザゴルが魔術師に正確な情報を与えるであろう。



 図 142:メンノリカ Mennolika(巨蟹宮 28度)――は、カバラ、すなわち神のテウルギアの師である。この頭領は魔術師に、様々な圏でカバラによって神名を用いる方法を教える。その他にも、魔術師はメンノリカから、神の流出の様々な徳について、各惑星圏の因果について、カバラの観点から教えられるだろう。



 図 143:フォルファサン Forfasan(巨蟹宮 29度)――は知恵の様々な体系へと、魔術師の注意を惹く。この頭領は魔術師に、ある程度の成熟に到達したら自らで旅する個人的な道について明らかとする。地球を取り巻く帯では、この頭領は知恵の守護者にして鍵と見做されている。



 図 144:カロントナ Charonthona(巨蟹宮 30度)――は、魔術師にアカシャ原理の様々な実践を教える。カロントナは魔術師に、様々な魔術作業がどのようにアカシャ原理に直接的な影響を及ぼし、その結果として効果を作り出すかの特別な技法を示す。カロントナは因果の法、すなわちカルマの法の優れた鑑定家である。


召喚魔術の実践 2-獅子宮の頭領達
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