ゾーハル 小聖会の書 21

ページ名:ゾーハル 小聖会の書 21

第21章 小さな顔の花嫁について


711. その背中には最も激しい光輝と結びついており、この輝きから特別な頭蓋骨が形成され、あらゆる面で隠される。


712. よって、2つの脳へと光は降りていき、そこで形成する。


713. そして彼女(花嫁)は、男性の面と結びつき、ゆえに彼女は雅歌 第5章2節で「わが鳩、わが全き者よ」と呼ばれる。だがここで、תמתי(ThMThI、タマティ、わが全き者)とは読まずに、תאומתי(ThAVMThI、テオマティ、わが双子の妹)と読む方がより適切である。


714. この女の髪には、無数の色につぐ色が含まれる。それについて、雅歌 第7章5節では「髪の毛は紫色のようで」と書かれている。


715. だが、彼女にはゲブラー(峻厳)と共にあり、5つの峻厳な者らと繋がっている(これは花嫁を意味する、יהוה(IHVH)の最後のה(H)の5の値を象徴する)。この女は彼女の面で拡張し、男性の面でも用いられる。


716. やがて彼女は男の面から分離されるが、再び彼(小さな顔)の下へと来て、顔と顔で結び付く。


717. そして、彼らが共に結び付くならば、一つの体としてのみ現われる。


718. ゆえに私が学んだ事によると、男が単独ならば、体の半分のみが現れて、全ての慈悲は半分である。女も同様である。


719. だが、これらが共に結び付くと、1つの全体の体を形成して現れる。


720. 同様にここでも、男が女と結びつくと、彼らは両方とも一つの完全な体を形成し、全ての世界は幸福な状態となる。なぜなら、万物は、この完全な体からの祝福を受け取るからである。そして、これは奥義である。


721. それゆえ、創世記 第2章3節では「神(テトラグラマトン)はその第7日を祝福して、これを聖別された」と述べている。その時には、מתרוניתא(MTRVNIThA、マトロニタ、一つの完全な体)の中に万物は見い出せ、(低位の)母は王と結びつき、彼と共に一つの体を形成するのが見い出せるからである。


722. それゆえ、この日には祝福が見い出せる。


723. ゆえに、男と女が共にないのは、半身と呼ばれる。そして、欠けたものには祝福は留まらず、完全な場所と完全な存在にのみであり、不完全な存在には一切ない*1


724. そして、半分完全な存在は、永遠には生きられず、永遠の祝福も受け取れない。


725. 女の美は、男の美により完成する。そして、(男と女の完全な均等性についての)これらの事実を私は確立し、これらは仲間と知られるようにした。


726. この女(יהוה(IHVH)の低位のה(H))は、下にある万物と繋がっている。彼女から、養うものをこれらは受け取り、彼女から、祝福を受け取る。そして彼女は万物の母と呼ばれる。


727. 母が(子供を生む前に、その子を)体に含むように、この体全体は、彼女に養われる(別版では、園を含んでおり、園全体は彼女に養われる)。ゆえに、彼女は全ての他の低位者らと共にある。


728. それについては、箴言 第7章4節に「知恵(ホクマー)に向かって、「あなたはわが姉妹だ」と言え」と書かれている*2。一つのホクマー(男)と別のホクマー(女)が与えられるからである。


729. そしてこの女は、もう片方に対しての低位のホクマーと呼ばれる。


730. それゆえ、雅歌 第8章8節では「私たちに小さい妹がある、まだ乳ぶさがない」と書かれている。


731. この流浪(すなわち、王から分離された状態)では、彼女は最初は「私たちの小さい妹」のように現れる。彼女は最初は小さいが、徐々に大きくなっていき、最後には王が自らのために取る伴侶となる。


732. それは雅歌 第8章10節で「私は城壁、私の乳ぶさは、やぐらのようでありました」と書かれているようにである。


733. この「私の乳ぶさは」などは、その乳ぶさは万物を養うために満たされているからである*3。また、「やぐらのよう」なのは、これらは上位のイマー(母)から流れる大河だからである。


ゾーハル 小聖会の書 22
↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。この節もまた、男と女は共に存在するように創られ、完全に同等の立場であるという、カバラ全体で保たれている教えの明白な証拠である。聖書の翻訳者らは、神の女性の部分についてのあらゆる記述を慎重に潰し、女性形名詞を常に男性形で訳する事で隠すよう努めてきた。そして、これがいわゆる「宗教的な人(あるいは男)」の作業である!
*2 マサース注。第2のセフィラ、ホクマー(知恵)は、第3のセフィラ、ビナーに対しては男性であり、第1のセフィラ、ケテルに対しては女性である。これは、ギリシア神話の女神アテーナー(知恵)が、ゼウス神の脳から生まれた概念と似ている。
*3 マサース注。これをエフェソスのディアーナ女神の多数の乳房の象徴と比較せよ。