ゾーハル 小聖会の書 13

ページ名:ゾーハル 小聖会の書 13

第13章 小さな顔の額について


496. この(小さな顔の)頭蓋骨の額は、罪びとらを訪れるための(別版では、罪びとらを絶やすための)額である


497. そして、この額が露にされると、行いに恥の無い者らに対して、裁きの主らは刺激される。


498. この額は薔薇のような赤みがあるが、老いたる者の額が、この額に対して露にされる時には、雪のように白くなる。


499. そして、この時は万物への恵みの時と呼ばれる。


500. 「長老ラヴ イェイェヴァの学派の教えの書」では、こう述べられている。この額は老いたる者の額に従っている。そうでなければ、ח(Ch、ヘット)の文字が他の2つの文字の間に置かれるであろう*1。この文については、民数記 第24章17節で「イスラエルから一本のつえが起り、モアブのこめかみと、セツの全ての子らの脳天をומחץ(VMChTz、ヴェ=メハッツ、撃つ)であろう」と書かれている。


501. また、私が別の箇所で述べた事では、これはまたנצח(NTzCh、ネツァフ)とも呼ばれる。隣同士の文字*2を転換する事によってである*3


502. だが複数あると、נצחים(NTzChIM、ネツァハイム、諸勝利)*4であり、別のネツァフ(の発展)が別の小路にて高められ、他のネツァハイムは(小さな顔の)体全体へと拡張しよう。


503. だが、安息日の午後の祈りの時には、最も聖なる老いたる者の額は露わとされて、裁く者らは起きる事は無い。


504. そして、全ての裁く者らは服従し、これらは居るものの、呼ばれる事は無い(別版では、これらは宥められる)。


505. この額に、行いに恥の無い者らに対しての24の法廷が拠っている。


506. それについては、詩篇 第73篇11節に「彼らは言う。神(エル)はどうして知り得ようか、いと高き者に知識があろうか」と書かれている。


507. だが真には、(法廷は)20のみである。では、なぜ4つが加えられているのか? 確実に、上位の法廷らに拠っている低位の法廷らの懲罰に関するものである。


508. それゆえ、これらは20に留まっている*5。それゆえ、これらの20の法廷に関して、誰も20歳になるまでは大罪の罰の判決を受けたりはしない。


509. だが、私が教えられた奥義に関する教義では、律法を含む書(聖書)では、これらは24あるとされている。


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↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。この額と訳される言葉は、מצח(MTzCh、メツァフ)である。そして、この言葉の最後の文字を1番目と2番目の文字の間に置いて音位転換すると、מחץ(MChTz、メハッツ、彼は撃つであろう)を得る。ゆえに、最初の言葉は慈悲を、2番目のは峻厳を象徴する。
*2 マサース注。מとנ(MとN)である。ヘブライ文字の隣同士の文字は、ある意味では結び付いている。例えば、מ(メム) = 水で、נ(ヌン) = 水の中で住む魚などである。
*3 マサース注。ネツァフは、勝利であり、第7のセフィラである
*4 マサース注。それゆえ、万軍を意味するツァバオトの神名が、第7、8のセフィロトであるネツァフとホドの両方に関連づけられている。これについては、序説と、「隠された神秘の書」の第3章15節の注記で見る事が出来よう。
*5 マサース注。また、20の数は四世界でのה(H、ヘー)の値でもある。通常のה(H)の値は5であるが、それに4を掛ける事で20となる。