ゾーハル 小聖会の書 8

ページ名:ゾーハル 小聖会の書 8

第8章 父と母について


218. 来たりて見よ。最も聖なる老いたる者、全ての隠されたものと共に隠された者が、形成をなすのを望む時、万物を男と女の形で固めた。そして、この場所に男と女は含まれている。


219. これらは男と女の別の相によって以外には、永続して存在できないからである(これらの顔は共に結び付いている)。


220. そして、この知恵は万物を包み込み、最も聖なる老いたる者より男と女の姿の下で放たれ、輝く。


221. それゆえ、この知恵は拡張し、同様に男と女となった。


222. חכמה אב בינה אמ(ChKMH AB BINH AM、ホクマー アッバ ビナー イマー、ホクマーは父、ビナーは母)であり*1、この中でホクマー(知恵)とビナー(理解)は男と女の最も完全な均衡で共に釣り合っている。


223. それゆえ、万物は男と女の均衡の下で確立している。そうでなければ、どのようにこれらは存在できよう!


224. この始まりは、万物の父である。全ての父らの中の父であり、お互いに共に繋がっており、片方の小路はもう片方も輝かせる。父としてのホクマー(知恵)と、母としてのビナー(理解)である。


225. これについては、箴言 第2章3節に「母であるビナーを呼び求め」と書かれている。


226. これらが共に結ばれたら、生成をなし、真理において拡張する。


227. 長老ラヴ イェイェヴァの学派の教えでは、こう説かれている。「ビナー(理解)の母とは何か?」 まことに、これらは共に結び付いている。


228. 確実に、י(I、ヨド)はה(H、ヘー)の文字を妊娠させ、息子を生み出して、彼女自身が彼を生み出す*2


229. それゆえ、これはבינה(BINH、ビナー)と呼ばれる。あたかも、בינה(BINHの置き換えにより)のבנ יה(ベン ヤー、ヤーの息子)であるようにである(あるいは、י(I、ヨド)、ה(H、ヘー)と、בן(ベン、息子)のようにである)。


230. これら両者は、共に結び付くなら、万物の完成において見い出せる。そして、これらの息子、万物の総合は、この場所に見い出せる。


231. これら――父、母、息子、娘――の構造の中で、これらは万物の完成として見い出せるからである。


232. これらは、この中に入って、ここから出て、最も聖なる神(その御名に祝福あれ!)の諸小路を知り、そのため右や左へと誤ったりはしなかった、聖なる上位者らを除いては明かされていない。


233. これらについて、ホセア書 第14章9節で「主(テトラグラマトン)の道は直く、義人はこれを歩む」などと書かれているからである。


235.*3 これらは隠されており、聖なるいと高き方は、ランタンの輝きから光が放たれるように、これらにて輝く。


236. これらは、この中に入って出た者以外には明かされていない。ここに入ってから出てない者は、生まれなかった方が彼にとっても良かったであろうからだ。


237. これは最も聖なる老いたる者、全ての隠されたものと共に隠された者の御前にて発現している。これらの輝きは、我が心に、最も聖なる神――その御名に祝福あれ!――への愛と畏れを完成させるからだ。


238. そして、ここにいる我が息子らよ、これらの事を知るのだ。(汝らは)これらに入って、出ているが、その全て(のこれらの秘密)を知る訳ではないからだ*4


239. だが今は、これらは完成し、それが不可欠であるかのように照らされている。この世界での、これらと共にある我が場所に祝福あれ!


240. ラビ シモンは言った。私が最も聖なる老いたる者について述べてきた全て、そして私が小さな顔について述べてきた全ては、一つである。全てはהוא(HVA、ホア、彼)であり、全ては一つであり、いずれも離れた場所には無い。


241. הוא(HVA、彼)に祝福あれ。世々限りなく、その御名に祝福あれ。


242. 来たりて見よ! 父*5と呼ばれるこの始まりは、י(I、ヨド)*6の中に含まれ、聖なる影響に拠るものだ。


243. それゆえ、י(I、ヨド)は、全ての文字の中でも最も隠されている*7


244. このי(I、ヨド)は万物の始まりにして終わりだからである。


245. そして、ここから川が流れ、この世界へと来ており、常に来ていて、留まる事は無い。


246. これは義人の喜びであり、来るべき世界を価値あるものにし、エデンの園で常に水を潤ませ、絶えることは無い。


247. これらについては、イザヤ書 第58章11節に「あなたは潤った園のように、水の絶えない泉のようになる」と書かれている。


248. そして、この来るべき世界は、י(I、ヨド)を通じて造られる。


249. それは、創世記 第2章10節に「また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し」と書かれているようにである。


250. このי(I、ヨド)には2文字が含まれるからである。


251. 長老ラヴ イェイェヴァの学派の教えでは、このような言い伝えがある。何故、וד(VD、ヴァウ ダレト)*8が、יוד(IVD、ヨド)に含まれるのか? 確実に、この園へ植物を植えるのは、適切にはו(V、ヴァウ)と呼ばれ、またד(D、ダレト)である別の園もあり、このו(ヴァウ)によりד(ダレト)は水で潤うが、これは4つ組の象徴である*9


252. そして、「また一つの川がエデンから流れ出て」という文の中からは、ある奥義が導かれる。


253. このエデンとは何か? 上位のחכמה(ChKMH、ホクマー、知恵)であり、それは(יוד(I、V、D)の中の)י(I、ヨド)である。


254. 次の文の「園を潤し」とは、ו(V、ヴァウ)の事である。


255. 次の文の「そこから分れて四つの川となった」とは、ד(D、ダレト)の事である。


256. そして、万物はこのיוד(IVD、ヨド)の中に含まれ、それゆえ、この文字は全ての父、父らの中の父と呼ばれる。


257. この全ての始まりは、全ての故郷と呼ばれる。このיוד(IVD、ヨド)は全ての始まりにして終わりだからである。それは、詩篇 第104篇24節に「あなたはこれらをみなホクマー(知恵)をもって造られた」と書かれているようにである。


258. この場所では、この方は発現をせず、知られもしない。そして、この方がבאמא(BAMA、ベ=イマー、母と)結びついたら、באימא(BAIMA、べ=アイマ、母の内にて)知られるようになる(別版では、象徴される)*10


259. それゆえ、イマー(母)は、万物の完成として知られ、彼女は始まりと終わりを意味する。


260. 万物はホクマーと呼ばれ、その中に万物は隠されているからである。そして、この万物の総合は、この聖なる御名である。


261. 私が今まで神秘的に記してきた事は、これまで語ってはこなかった。だが今ではこれらの相を示す時である。


262. (יהוה(IHVH)の聖なる御名について)י(I、ヨド)はこのホクマー(知恵)に含まれる。ה(H、ヘー)はイマー(母)であり、それゆえビナー(理解)と呼ばれる。そして(4文字の残り2文字の)וה(VH、ヴァウ ヘー)はイマー(母)から生み出された2人の子供らである。


263. また私が学んだ事によると、このבינה(BINH、ビナー)の名前には、万物が含まれる。彼女の中にי(I、ヨド)があり、イマー、あるいはה(H、ヘー)の文字と結び付けられており、これらが共に、בן(BN、ベン、息子)を生み出し、これはビナーの言葉である。父と母の文字である、י(I、ヨド)とה(H、ヘー)があり、これらとב(B、ベート)とנ(N、ヌン)の文字による、בן(BN、ベン、息子)と結びついている。これらはビナーについてである。


264. また、彼女はתבונה(ThBVNH、セブナー、特別な知性)とも呼ばれる。何故、時には彼女はセブナーであり、ビナーとは呼ばれないのか?


265. 確実に、彼女の中で2人の子供ら、בן ובת(BN VBTh、ベン ヴェ=バト、息子と娘)が現れた時には、セブナーと呼ばれる。これら子供らは、וה(VH、ヴァウ ヘー)であり、この時には彼女はתבונה(ThBVNH、セブナー)と呼ばれる。


266. 万物は、これらの文字、וה(VH、ヴァウ ヘー)、בן ובת(BN VBTh、ベン ヴェ=バト、息子と娘)に含まれているからである。そして、万物は一つの系にあり、それらはתבונה(ThBVNH、セブナー)である。


267. 長老ラヴ ハメヌナの書にて、ソロモン王は、雅歌 第1章15節で「わが愛する者よ、見よ、あなたは美しい」と述べた時に、原初の構造(すなわち、この母)を明かしたと言われる。それゆえ、王は自らこれを貫いた。


268. また長老は第2の構造を花嫁と呼び、低位の女とも呼んだ。


269. そして、これらの名前(すなわち、恋人や花嫁)を低位の女へと用いる者らもいるが、そうで無い者らもいる。


270. (יהוה(IHVH)の)最初のה(H、ヘー)は花嫁とは呼ばれず、最後のה(H、ヘー)が、時には多くの象徴的な理由から、花嫁と呼ばれるからである。


271. 多くの場合、この男(息子)は彼女と結び付けられず、分離されているからである。


272. この時期については、レビ記 第18章19節に「あなたは月のさわりの不浄にある女に近づいてはならない」と述べられている。


273. だが、この女が浄化され、男が彼女と共にありたいと望むならば、彼女は花嫁と適切に呼ばれる。


274. だが、母と結びついているならば、これらの慈悲は常に取り去られない。


275. これら(ホクマーとビナー、יה(IH))は共に進み、共に休む。片方がもう片方から消えることもなく、取り去られる事も無い。


276. それゆえ、創世記 第2章10節で「また一つの川がエデンから流れ出て」と書かれている。すなわち、適切に述べるならば、これは常に流れていて、決して絶える事が無い。


277. イザヤ書 第58章11節に「あなたは潤った園のように、水の絶えない泉のようになる」と書かれているようにである。


278. それゆえ、彼女は「我が恋人」と呼ばれる。愛の恵みとともに、彼らは完全な一致の中で休まるからである。


279. だが他の者らは、彼女を花嫁と呼ぶ。男が来て、彼女を配偶者とした時に、彼女は花嫁となり、適切に言うならば、花嫁として来るからである。


280. それゆえ、ソロモン王が女たちのこれら2つの形を説明し、その第1の形は隠されているので、無論、隠されたように書いている。


281. だが、第2の形はもう片方ほどには隠されていないので、より完全に説明をしている。


282. だが王の上位者である彼女についての賞賛の文の最後では、雅歌 第6章9節で「彼女は母のひとり子、彼女を産んだ者の最愛の者だ」と書いている。


283. そして、この母、イマーは花嫁の冠をかぶっており、そのי(I、ヨド)の文字の恵みは、彼女から永遠に消えないので、全てのこれらの低位者らの自由、万物の自由、罪びとらの自由のために彼女は調停し、万物は浄化される。


284. それについて、レビ記 第16章30節で「あなたがたは主の前に、もろもろの罪が清められる」と書かれているようにである。


285. また、レビ記 第25章10節にも「その五十年目を聖別して、国中のすべての住民に自由をふれ示さなければならない」*11と書かれている。これはיובל(IVBL、ヨベル)の年である。


286. このヨベルとは何か? それはエレミヤ書 第17章8節に「彼は水のほとりにועל יובל(VOL IVBL、ヴェ=エル ヨベル、植えた木)のようで、その根を川にのばし」と書かれているものである。それゆえ、この川は流れ続けて、止まる事が無い。


287. また、箴言 第2章3節にも「もし知識(ビナー、母)を呼び求め、悟りを得ようと、(セブナーへと)あなたの声をあげ」とも書かれている。


288. この「ビナー、母を呼び求め」とここでは読めるが、何故セブナーが加えられているのか?


289. 確実に、私が述べたように、これら全ては上位の真理だからである。ビナーはセブナーよりも高い。このבינה(BINH、ビナー)という言葉は、父、母、息子を示しているからである。יה(IH)の文字は父と母を示し、בן(BN)の文字は、息子を示し、これらが混ざり合っているからである。


290. 一方で、תבונה(ThBVNH、セブナー)は、子供らの全体の完成がある。ここには、בן(BN、息子)と、בת(BTh、バト、娘)があり、さらにוה(VH、ヴァウ ヘー)も息子と娘を示しているからである。


291. だが、אב ואמ(AB VAM、アッバ ヴェ=イマー、父と母)はここでは、באימא(ベ=アイマー、母の中で)を除いて見い出せない。慈悲深いアイマーは子供らを抱き、彼女は隠されたままにあるからである。


292. それゆえ、この2人の子供らを包むものは、תבונה(ThBVNH、セブナー)と呼ばれ、父と母と息子を包むものは、בינה(BINH、ビナー)と呼ばれる。


293. そして、万物が含まれる際には、この父と母と息子の名により呼ばれる、これらの中に含まれる。


294. そして、これらはחכמה(ChKMH、ホクマー、知恵、父)、בינה(BINH、ビナー、理解、母)、דעת(DOTh、ダアト、知識)である。


295. この息子は父と母の象徴を受け継ぐので*12、דעת(DOTh、ダアト、知識)とも呼ばれる。この息子は父母両方の証人だからである。


296. そして、この息子は長子とも呼ばれる。出エジプト記 第4章22節に「主はこう仰せられる。イスラエルは私の子、私の長子である」と書かれているからである。


297. そして、この息子は長子と呼ばれるゆえ、そこには双子の出産が仄めかしてある。


298. この息子が成長すると、その王冠に3つの分割が現れる*13


299. そして、あれこれの方法により、この王冠が取られたら、これら2つ共に、3つの分割がある。万物は一つであり、この(光)も、かの(光)もそうだからである*14


300. にも関わらず、この息子は父と母の遺産を受け取る。


301. この遺産とは何か? 彼らの中に隠されたこれらの2つの王冠であり、彼らは息子へと継承させる*15


302. 父(ホクマー)の側からは、その中に隠されたヘセドと呼ばれる王冠を受け継ぐ。


303. 母(ビナー)の側からは、ゲブラーと呼ばれる王冠を受け継ぐ。


304. そして、これらの王冠全てが彼の頭(すなわち、小さな顔の頭)にあり、彼はそれらを取る。


305. そして、父と母が息子の上で輝く時、(これらの王冠)全ては頭の聖句箱と呼ばれ、息子はこれら全てを取り、全ての継承者となる。


306. そして、息子はその遺産を、娘へと渡して、娘は彼により養われる。だが適切に述べるならば、(この両親から)娘では無く息子が継承者となる。


307. 娘ではなく、この息子が父と母の継承者となるが、この息子により娘は慈しまれる。


308. それは、ダニエル書 第4章12節に「この(木の)実は豊かで、すべての者がその中から食物を獲」と書かれているようにである。


309. そして、汝が全てと述べるとしたら、確実に、この息子も娘も、צדיק(TzDIQ、ツェディク、義人)やצדק(ツェデク、正義)と呼ばれ、これは一つとなる。


310. ゆえに万物である。父と母はお互いに、この中に含まれ、彼ら自身と結びついている。


311. そして、(2人のうちの)父はより隠されていて、その全体は最も聖なる老いたる者と密接にある。


312. そして、その聖なる影響、全ての装飾の中の装飾に拠っている。


313. そして、彼ら、父と母は私が先に述べたように、家を築く。


314. それについては、箴言 第24章3-4節に「家は知恵(ホクマー)によって建てられ、悟り(セブナー)によって堅くせられ、また、部屋は知識(ダアト)によって様々の尊く、麗しい宝で満たされる」と書かれているようにである。


315. また、箴言 第22章18節にも「これ(ダアト)をあなたのうちに保ち、ことごとく、あなたの唇に備えておくなら、楽しいことである」と書かれている。


316. これは私がこれまで述べてきた全てをも含む、万物の体系であり、(万物は)この栄光ある聖なる影響に拠っている。


317. ラビ シモンは言った。(先の)聖会では、私はこれら全ての事を明かさず、これら全ては今まで隠されたままにあった。


318. そして、私は来るべき世界においても、これらを隠したままにしたいと望んだ。なぜなら、私に対して疑問も投げかけられるだろうからである。


319. それは、イザヤ書 第33章6節に「また主(テトラグラマトン)は救いと知恵(ホクマー)と知識(ダアト)を豊かにして、あなたの代を堅く立てられる。主を恐れることはその宝である」などと書かれているようにである。そして、汝らは知恵(ホクマー)を追い求めるべきである。


320. 今やまことに、これらは最も聖なる祝福された神の意志であり、恥を受ける事なく、私はその宮殿へと入れるであろう。


321. サムエル記上 第2章3節に「主(テトラグラマトン)はאל דעות(AL DOVTh、エル ダオト*16、すべてを知る神)であり」と書かれている。適切に述べるならば、ダオト、諸知識であり、影響によって、息子はこの諸知識を得るからである。


322. このダオトを通じて、その宮殿は全て満たされる。箴言 第24章4節に「また、部屋は知識によって様々の尊く、麗しい宝で満たされる」と書かれているようにである。


323. それゆえ、ダアトはこれ以上は明かされない。それは内側に染み込むからである。


324. そして、この脳の中、体全体の中に含まれる。ゆえに「テトラグラマトンはエル ダオト」なのである。


325. また、「論の書」では、「テトラグラマトンはエル ダオトであり」という言葉が、דעות(DOVTh、ダオト、知識)ではなく、עדות(ODVTh、エドト、証)*17と書かれている。


326. הוא(HVA、ホア、彼自身)は万物の証、2つの部分の証だからである。


327. また、詩篇 第78篇5節にも「主はעדות(ODVTh、証)をヤコブのうちにたて」と述べられている。


328. さらに、私はこれらの事を「隠された神秘の書」で述べているものの、ここで述べている事も正しく、これら全ては美しく、真実である。


329. そして、これらが隠される時には、父と母はこれら全てを含み、全ては彼らの中に隠される。


330. そして、彼ら自身が、全ての老いたる中の老いたる者の聖なる影響の下に隠されている。この方の中に彼らは隠され、この方の中に、全ては含まれているからである。


331. הוא(HVA、彼自身)は万物である。このホアに祝福あれ。その御名に永久に世々限りなく祝福あれ。


332. この聖会での全ての言葉は美しく、全ては聖なる言葉である。右にも左にも偏るのを拒否する言葉である。


333. 全てが隠された言葉というのは、入ったり出たりして、そのため全てである者らを意味する。


334. そして、これらの言葉はこれまで隠されてきた。それゆえ、これらを明かすのを私は恐れるが、今や明かされた。


335. そして、私はこれらの言葉を最も聖なる老いたる王の御前にて明かした。私がこれを行ったのは、我が栄光のためでも、我が父祖の家の栄光のためでもなく、主の諸宮殿に恥を受けることなく入れるようにするためだった。


336. 以後は、私は最も聖なる神――その御名に祝福あれ!――のみを見て、全てのその真の義人らのみをここで見い出しているので、全ては私に同意しているといえる。


337. これらの我が婚礼に、全ては喜んでいるのを私は見ていて、かの世界での我が婚礼に彼ら全てが承認しているように思えるからである。我が場所に祝福あれ!


338. ラビ アッバが言うには、(ラビ シモンが)講義を終えると、この聖なる光(ラビ シモン)はその手を挙げて、泣き出して、そのあとすぐに笑った。


339. ラビ シモンは別の事柄についても明かしたいと望み、言った。私は生涯、これらの事について心配していたが、今や私はこれらを留めなくてもよいと許された。


340. だが、ラビ シモンは(トランス状態から)自分を取り戻して座ると、その唇はいくらか呟いて、3回お辞儀をした。他の誰も、ラビ シモンがいた場所を見る事は出来なかったであろう。


ゾーハル 小聖会の書 9
↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。ホクマーは2番目のセフィラで、ビナーは3番目のセフィラである。この節は女が男よりも劣っていると見做そうとする全ての者らを充分に非難している。
*2 マサース注。既に序説で述べているように、ホクマーとビナーはיהוה(IHVH)の御名のうちのי(I)とה(H)と対応しているからである。また、これらは小さな顔、息子、ו(V、ヴァウ)の字を生み出して、この文字は6の値があり、第4、5、6、7、8、9のセフィロトと対応している。
*3 234節は無く、233から235となっている。
*4 マサース注。この節では「書かれざるカバラ」について述べている。
*5 マサース注。第2のセフィラ、ホクマーであるが、これはケテルの繰り返しのようである。
*6 マサース注。これはיהוה(IHVH)の中のי(I、ヨド)の文字である。「隠された神秘の書」では、その最高位にある点のみが広大な顔の象徴とされる。
*7 マサース注。「隠された神秘の書」の第2章37節と第4章11節を参照せよ。
*8 マサース注。「隠された神秘の書」第2章37節を参照せよ。
*9 マサース注。この節に含まれたオカルトの象徴主義の量は膨大なものがある。そして、その鍵はי(I)の文字の名前、יוד(IVD、ヨド)にある。これは3つ組の文字であり、その数値はI = 10, V = 6, D = 4,合計で20であり、2つのי(I)と同値である。だが「隠された神秘の書」で示された理由から、2番目のי(I)は6つ組と4つ組――すなわち、ו(V)とד(D)により表される。י(I)の10の値は、セフィロトの10の桁の記述であり、漸進的な創造の鍵である。ו(V)の6の値は、ティフェレト、小さな顔、息子であり、それにד(D)の4の値、十字架と結び付けられる。ここに、生命の樹での息子の十字架刑の神秘があり、ここでもまた、カバラはキリスト教象徴主義と一致している。
*10 マサース注。ベ=イマー、母と共にあり、では、אמא(AMA、イマー、母)は42の値がある。そして、ベ=アイマ、母の内にでは、אימא(AIMA、アイマ)は52の値であり、בן(BN、ベン、息子)と同値である。このゲマトリアは最も重要である。なぜなら、אימא(AIMA)はホクマーを表しているי(I、ヨド)の文字が、אמא(AMA、母)と結びついているが、この母はבינה(BINH、ビナー)であり、これもまた、音位転換により、בן יה(BN IH、ベン ヨド ヘー)、すなわち、ブリアー界で永遠に結びついたヤー(神)の息子となるからである。
*11 マサース注。この50の数は、「ビナーの50の諸門」と関連している。「隠された神秘の書」の第1章46節を参照せよ。
*12 マサース注。この息子と、エジプト神話のイシス女神とオシリス神の息子、ホルス神を比較せよ。また、アモン、クネフ、ケムの間の諸象徴の置き換えにも気づくべきである。偉大なエジプトの神アモンの御名とאמן(AMN、アーメン)のカバラの御名と比較すると、その類似点に気づくからである。
*13 マサース注。これと、錬金術の象徴にある地の王、デュエネクを比較せよ。これは水により圧倒された後に、再び上昇し、栄光を与えられ、銀、鉄、金――ヘセド、ゲブラー、ティフェレト、これらセフィロトの錬金術の金属の3重の王冠をかぶる。
*14 マサース注。これは、この息子の中に父と母が含まれているという意味である。これらは、第2、3、6のセフィロト、すなわち、2、3、6の数であり、2 x 3 = 6というように、2と3は6の中に含まれるからである。
*15 マサース注。これはケテル、王冠の反射性のエッセンスであり、ホクマーとビナーで働く。
*16 マサース注。ダアトの複数形である。
*17 マサース注。文字の置き換えによってである。