アブラメリン 2-12

ページ名:アブラメリン 2-12

第12章 どのように魔術師自身、祈りの部屋、道具を聖別するか


 この作業全体は時に応じた部分へと分割される。同様に、違った部分には違った聖別が必要となる。
 最初の2つの半年では、汝は第7、8章で記した事のみが必要だった。最初の半年では、毎週の安息日で朝と夕に香の供物が必要だった。
 3番目の最後の半年は、恐れることなく、勤勉たれ。汝が我が指示に従ってきて、神への誠実で熱心な祈りを捧げてきたら、これから行う事すべてが容易になるのは疑いない。汝自身の知性と心が、これからどう行動すべきかを自ずと示すだろう。汝の守護天使は不可視なれど汝の周囲に常におり、その心を導くゆえ、失敗したりはしないのだ。過ぎ越しの祭の後、翌日に第7章で記したことを慎重に行い、以下の事も行う。
 朝に祈りの部屋へ行くときに靴を脱いでいく。部屋に入ってから扉を閉める。素足で歩き、東と西の窓を開ける。燃える木炭を香炉に入れて、ランプの灯りを点ける。それからローブ2衣と、ヘッドバンド、小さなステッキを用意する。これらの全てを祭壇に置いて、聖油を左手に持ち、香を木炭へと投げ入れる。それから跪き*1、主に熱心に祈れ。


 主よ、主よ、我が神よ、慈悲深く恵み深く忍耐強く誠実で情け深い方よ。
 御身は千の世代に恩寵を与え、悪行や暴力、罪をお許しになられた。
 それにより御身の前には何人たりとも罪はありません。
 御身は父祖の悪行を3、4世代にわたり報復しました。
 私は自らの無価値さを認めます。私は御身の聖なる顔の前に立つ価値も無く、わずかな贈り物としての祝福と恩寵を求める事はなおさらです。
 ですが主よ、我が主よ、我らの契約は強く、御身の善の泉は測り知れない。たとえ罪を恥じて善の泉を飲めない者にすら与えてくださる。
 御身は大声で彼らを招き、望むだけのものを与えてくださる。
 ゆえに主よ、我が神よ、慈悲を私に与え、不要なものを取り去り、不浄と罪を全て洗い流したまえ。
 我が霊を新たにし、強め、それにより私が御身の恵みの秘密と知識の宝を理解できるようにしたまえ。
 御身が全ての預言者を癒したこの油をもって、私を清めたまえ。
 私と全てのこの道具を清めたまえ。
 私を適切に清め癒したまえ。それにより、聖天使たち、聖なる知恵、御身の善き霊と未贖罪の霊たちを与える力を得る権威が得られますように。
 アーメン。


 私は我が儀式においてこの祈りを使っていた。汝はオウム返しのようにこれを繰り返す必要はない。これはアウトラインとして充分だろう。汝は自らの心から祈りのインスピレーションを見つけなければならない。そうでなければ、作業は無価値だろう。我が息子よ、神の言葉と主の律法を熱心に実践するのだ。さすれば、彼の霊は汝の心の灯りをともし目覚めさせ、燃える祈りを与えるだろう。
 汝がこの祈りを終えたら、立ち上がり、わずかな油を額の中央に塗れ*2。次に指を油へと浸し、祭壇の四方、両方のローブ、紐、ヘッドバンド、杖の両端へと触れさせよ。
 また祈りの部屋の両方の窓と扉へ行き、指に塗った油で敷居の上に触れよ。祭壇へと戻り、四方に油を塗った指で以下のように描け。


 我が名の記憶あるこれらの地にて、我は汝のもとに来て祝福する。


 荒野では、聖油を四方のコーナーポスト(それが祈りの家や祭壇の上の天井を支えている柱にせよ何にせよ)に触れさせよ。聖別は今、完成した。白いシャツやローブを着て、祭壇にある全てのものも身に着けよ。跪き、第7章で記したように祈りを捧げよ。この章で書いた全ての事を行え。
 聖別された道具は何も祈りの部屋から外へは持っていかないよう注意せよ。これらは全て、作業が終わるまで部屋にとどまらせる。また以後は、祈りの部屋に入り、神の務めを行う時はすべて裸足で行うようにする。


アブラメリン 2-13
↑ アブラメリンの書


*1 マサース注。むしろ私は、祭壇の西側から、東へと向かって跪き、また特別な神秘的な理由から、西側でカップボードを開くのを勧めたい。
*2 マサース注。ここはインドの神々が持つ第3の目である。