ゾーハル 小聖会の書 4

ページ名:ゾーハル 小聖会の書 4

第4章 最も聖なる老いたる者の目について


113. 最も聖なる老いたる者の頭にある目は1つの中に2つ*1が均等にあり、常に観察をし、眠る事が無い。


114. それは、詩篇 第121篇4節に「見よ、イスラエルを守る者はまどろむこともなく、眠ることもない」などと書かれているようにである。ここでのイスラエルとは、聖なるイスラエルである。


115. それゆえ、その目には眉毛も睫毛も無い。


116. この脳は、3つの上位の白い輝きにより固められ照らされている。


117. この白い輝きにより、小さな顔の目は洗われている。


118. それは、雅歌 第5章12節に「(その目は)乳で洗われて」と書かれているようにである。


119. そして、残っている白き輝きとともに、他の光も洗われ、清められる。


120. この脳は、慈悲の泉と呼ばれ、この泉の中に全ての祝福が見い出せる。


121. そして、この脳から3つの白い輝きが(小さな顔の)目へと注がれるので、これは「良き目」と呼ばれ、これについては箴言 第22章9節に「人を見て恵む者はめぐまれる」と述べられるが、むしろこれに恵みは拠るのである。


122. この脳を通じて、目に白い輝きが発現するからである。


123. そして、(広大な顔の)この目が小さな顔を見る時、全ての世界は幸福(な状態)となる。


124. これは右の(正しい)目である。低位の(小さな顔の)目は右と左で、2つの色の2つがある。


125. 「隠された神秘の書」で私が学んだ事によると、上位のי(ヨド)、低位のי(ヨド)、上位のה(ヘー)、低位のה(ヘー)、上位のו(ヴァウ)、低位のו(ヴァウ)がある。


126. 老いたる者は全ての上位者らと共にあり、小さな顔は全ての低位者らと共にある。


127. これらは別ではなく、これらのみに拠る。最も聖なる老いたる者にこれらは拠っているからである。


128. 老いたる者の御名は、万物の中に隠されており、見いだせないからである。


129. だが、全ての低位者らの文字は、老いたる者に拠り、確立される。そうで無かったとしたら、これらは確立されなかったからである。


130. それゆえ、この聖なる御名*2は、隠され、発現する。


131. 最も聖なる老いたる者、全てが隠された者に、隠されたものは共にあるからである。


132. だが、無論、これは発現もしている。なぜなら、これは小さな顔に拠り、属するからである(別版では、これは発現しているのは、これらの理由からある。すなわち、これは発現している。なぜなら、これは(小さな顔に)拠っており、などとある)。


133. それゆえ、全ての祝福は、隠されたものと発現されたものの両方を必要とする。


134. これらの隠された文字は、最も聖なる老いたる者の後ろに吊るされ、拠っている。


135. 何故これらは後ろに吊るされているのか? なぜなら、低位のヨドを確立するためである(別版では、確実に頭蓋骨から、額から、目から、これらは拠るからである。そして、母のヨド*3は低位のヨドに拠る)。


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↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。一者モナドの中にある2つ組デュアドである。広大な顔の横顔の象徴主義について私が先に注記した内容と比較せよ。
*2 マサース注。学徒はカバラ全般で御名の力が強調されているのを観察するであろう。これは、各カバラの御名は、力の総合である事実から来ている。ゆえに「御名を発音する」というのは、この力を用いるのと同義である。
*3 マサース注。この「母」と訳された言葉はאמה(AMH、イマー)で、2つのカメッツ点が置かれている。ローゼンロートはこれを「Yod Membri」と訳している。