ゾーハル 大聖会の書 45

ページ名:ゾーハル 大聖会の書 45

第45*1章 結論


1131. これらは隠された言葉であり、(多くの場所で記されていない)より秘密の意味合いがある。祝福あるは、これらを知り、見て、その中で読み間違いをしない者である。


1132. なぜなら、これらの言葉は主の中の主、野を刈り取る者ら、この中に入って出ている者ら以外には与えられないからである。


1133. ホセア書 第14章9節に「主(テトラグラマトン)の道は直く、正しき者はこれを歩む。しかし罪びとはこれにつまずく」と書かれているようにである。


1134. これらは私が学んだ事である。それからラビ シモンは泣き始めて、声を上げると言った。「私が明かしたこれらの言葉について、仲間らよ、来るべき世界の聖会へと隠して、この世界から取り去るのだ。それはこの世界の子らに(これらの秘密が)明かされないように、正しく厳格に行われよ」


1135. 再びラビ シモンは言った。「私は自ら(の住居)へと帰るとしよう。まことに私は老いたる中の老いたる者、全てにおいて隠された者の前にて、(これらの秘密を)明かしたからだ。だがそれは我が栄光のためでも、我が父祖の家の栄光のためでも、我が仲間らの栄光のためでもなく、私は行った。


1136. だが、汝らは、その諸小路で過つことなく、その宮殿の入り口に入って恥をしたり、その過ちから滅ぼされたりしないようにせよ。来るべき世界で、汝らとともにある我が場所に祝福あれ」


1137. 私が学んだ事によると、仲間らがこの集会から去る前に、ラビ ヨシ、ラビ ヒスキアー、ラビ イサは死んだ。


1138. 仲間らは、聖天使らによって、彼らが上に拡張されたヴェールの中へと連れ去られるのを見た。そしてラビ シモンは、幾らか述べてから、その顔を落とした。


1139. ラビ シモンは大声で泣きだして、言った。「これは何故か? なぜなら、我らを懲罰すべく(天での)特定の命が発せられたからだ。モーセがシナイ山に立った日から、これまで明かされていなかった事を明かしたからである。


1140. 出エジプト記 第34章28節で「モーセは主(テトラグラマトン)と共に、四十日四十夜そこにいた」と書かれているようにである。では、私が懲罰されるとしたら、なぜここに留まるのか?


1141. すると、ある声が聞こえてきて、述べた。「ラビ シモンよ、汝に祝福あれ。また、汝の場所にも祝福あれ。汝と共にある仲間らもである。汝は全ての上位の(天使の)軍勢にも明かされていなかった事を明かしたからだ。


1142. だが来たりて見よ。ヨシュア記 第6章26節に「その礎をすえる人は長子を、その門を建てる人は末の子を」と書かれている*2。さらに、この例以上なのは、これを取り出した者である。この時代にて、נפשתהון(NPShThHVN、ネフェシェトフン、これらの魂)に当てはめた最も厳しく、激しい智だからである。


1143. 汝の場所に祝福あれ。なぜなら確実に、完成へとこれらは取り出されたからだ。そして、これらは彼ら(死んだラビら)の前には明かされていなかったからだ」


1144. 何故に彼らは死んだのか? 私はこれらを学んだ。そして、これらの言葉が明かされると、チャリオット(神の戦車)に乗る上位者と下位者らは掻き乱され、古き言葉を明かした声は、下の250の諸世界に鳴り響いた。


1145. そして、これら(3人のラビ)は、そのנשמתייהו(NShMThIIHV、ネシャマティイェフ、これらの魂)を集められる前に、(この声の)これらの言葉の間で、彼らの魂は接吻*3とともに去っていき、拡張されたヴェールへと加わって、上位の天使らは彼らを連れ去った。


1146. だが何故彼らなのか? なぜなら、彼らはこの時の前に中に入っていて、外には出ていなかったからである。だが他の全ての者は、中に入って外へ出ていたのだ。


1147. ラビ シモンは言った。「これら3人の場所はいかに祝福されている事か。それゆえ我らの場所にも祝福があろう!」


1148. そして、2度目の声が響き渡って言った。申命記 第4章4節に「しかし、あなたがたの神、主(テトラグラマトン)につき従ったあなたがたは皆、今日、生きながらえている」と書かれている。


1149. 彼らから香りが起き、そして見よ。香りが漂わない場所は無い。


1150. ラビ シモンは言った。「それにより、私は悟った。我らによってこの世界は祝福を受け取ったのだと」


1151. そして、彼ら全ての顔は人々が見れないほどに輝いた。


1152. 私が学んだ事によると、ここ(聖会)には10人(のラビ)が入って、7人が出てきた。


1153. そして、ラビ シモンは喜び、ラビ アッバは悲しんだ。


1154. ある日、ラビ シモンはラビ アッバと共に座った。そして、二人は会話をしていた。


1155. すると、彼らの前に死んだ3人(のラビ)を見た。彼らは最も美しい天使らを伴っていて、この2人の大いなる威厳のために上位の様々な宝と聖会を示した。


1156. そして彼らは、純粋なパルム(あるいは慰め)の山に入った。そしてラビ アッバの魂は慰められた。


1157. 私が学んだ事によると、この日以来、仲間らはラビ シモンの家を離れなかった。


1158. そして、ラビ シモンがこの奥義を明かした時、彼ら(仲間ら)以外は誰もいなかった。


1159. そしてラビ シモンは彼らをテトラグラマトンの7つの目と呼んだ。それは、ゼカリヤ書 第3章9節に「すなわち七つの目をもっているこの一つの石の上に」と書かれているようにである。そして、これは我々の事について述べている*4


1160. ラビ アッバは言った。「我ら6人は7つ(の光)から放たれた輝きの光である。汝は我ら全員の(その源の)第7の光である。


1161. 確実に、7番目からの(導かれた)ものが無い限り、この6人に安定は無かっただろうからだ。万物は7番目に拠るからである」


1162. ラビ イェフダーは、6人全て(のラビ)の安息日と彼*5を呼んだ。


1163. 「テトラグラマトンへの安息日は、テトラグラマトンの聖(なる日)である」と書かれているようにである。


1164. だが、この安息日とは何か? テトラグラマトンの聖(なる日)である。また、ラビ シモンも、安息日のように、テトラグラマトンへの聖なる者である。


1165. ラビ シモンは言った。「腰をきつく締めて、重い衣を着ていた彼*6が、これらの聖なる事柄が明かされた時に、我らの聖会の場所に見い出せなかったのは、奇妙な事である!」


1166. そうしているうちに、エリフが部屋に入ってきて、その顔には3つの光線が輝いた。


1167. ラビ シモンはエリフに言った。「婚礼の日(聖会の開かれた日)に、主の彫刻された正方形の中に汝が見られなかったのは何故か?」


1168. エリフはラビ シモンに答えた。「ラビよ、汝の生涯全体で、聖なる御方――その御名に祝福あれ!――の御前には、7人が選ばれたからだ(別版では、神の祝福の御前には、7日が出されるためだ)。聖会の家に汝が入れるようになる前に、これら全ては来て、住む必要があったからだ」


1169. そして私は他の者らと共に来れるように祈り、この御方の肩と繋がるのを願ったが(別版では、私がこの御方に入れるように願ったが、この御方が我が肩を拘束し)、私は来れなかったのだ。


1170. その日には、私は王の宮殿から取り去られていた(別版では牢獄へと入れられていた)長老のラヴ ハメヌナと、その仲間らを救うために奇跡を行うべく送られていた。


1171. そして私は彼らのために奇跡を行い、彼らの鎖を結んでいた王の城壁を崩した(別版では、彼らのために王宮の壁を崩した)。それによって、45人の門番らは押しとどめられた。


1172. そして私はラヴ ハメヌナとその仲間を助けて、アウヌの谷へと連れてきて自由にした。


1173. 私は彼らにパンと水を与えた。彼らは3日間何も食べていなかったからである。


1174. そして、この日は全て私は彼らの世話をしていた。


1175. それから(ここへと)私は帰ってきて、3本の柱全てが支える*7ヴェールは拡張していて、3人の仲間らは、上へと(天に召されていたのを)見つけたのだ。


1176. そして私は彼らに話して、彼らは答えた。「この場所はこれは最も聖なる方――その御名に祝福あれ!――神の定めた、ラビ シモンとその仲間らの婚礼*8の席である」


1177. 汝、ラビ シモンに祝福あれ。そして、汝の場所と、その前に座った仲間らに祝福あれ。


1178. 汝のために来るべき世界でいかに多くの小路が準備されていようか! 汝を照らすために、いかに多くの光の中の光が準備されていようか!


1179. そして、来たりて見よ! それゆえ、この日は汝のために、ラビ ベンハス ベン ヤイル、汝の義父の50の王冠が共に結び付き、私は彼と共に歩む。


1180. そして、これらは純粋なパルムの山にある川であり、確実に彼の場所と土地は選ばれているからだ(別版では、そして私は彼が行ったのを見た、などである)。


1181. ラビ シモンはエリフに答えた。「それゆえ、義人が王冠と結びつくのは、新月の日、祝祭の日、安息日が、他の日よりも良いのか?」


1182. エリフはラビ シモンに答えた。「最も確実にそうである。また、外側にいる全ての者らもである。イザヤ書 第66章23節に「新月ごとに、安息日ごとに、すべての人はわが前に来て礼拝する、と主(テトラグラマトン)は言われる」と書かれているようにである。


1183. これらが(普通の人間にも)来るならば、義人に対してどれだけより多いだろうか!


1184. 何故、新月から別の新月なのか? なぜなら、父祖らはこの聖なるチャリオット(月)を取り囲むからだ。


1185. そして、安息日から別の安息日なのは、7日目は他の全ての6日間に取り囲まれているからだ。


1186. これは(創世記 第2章3節に)「神(エロヒム)は7日目を祝福された」などと書かれているようにである。


1187. そして汝、ラビ シモンは7番目である。汝は長であり、残り全てよりも王冠をかぶり、祝福されるべきである。


1188. そして、来るべき世界の汝のために、7日目の3つの最も素晴らしい祝祭で、義人は楽しむべきである。


1189. また、イザヤ書 第63章13節にも「安息日を喜びの日と呼び、主(テトラグラマトン)の聖日を尊ぶべき日と唱え」と書かれている。


1190. このテトラグラマトンの聖日とは誰のことか? それはラビ シモン ベン ヨハイであり、この世界でも、来るべき世界でも(両方で)栄光ある者と呼ばれる。


これが、大聖会(の書)である


ゾーハル 小聖会の書 1
↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。この「イドラ ラッバ カディシャ」の章の総数は45であり、これはמה(MH、マー、イェツィラー界の隠された名前)と同値であるのは、記す価値があるだろう(序説の四世界についての説明を参照せよ)。
*2 これは神のエリコの町の破壊への命令の話で、再建する者は長子を失う呪いがあり、などとあるが、ここでは悪い意味では取っていないようである。
*3 マサース注。諸天の中で最も秘密で高い場所に立てられた宮殿は、愛の宮殿と呼ばれる。そこには、天の王――その御名に祝福あれ!――が聖なる魂らと住んでおり、愛の接吻によりこれらは合一されている。この接吻は、魂とそこから流出した形質との合一である。
*4 マサース注。この意味は、私が思うに、ラビ アッバがこの試練への注釈として加えているのだろう。
*5 マサース注。この彼とは、ラビ シモン ベン ヨハイの事で、1週間の7日間の長である安息日(土曜日)のように、7人の生き残ったラビらの長である。
*6 マサース注。エリフの事で、すぐにこの部屋に入ってくる。
*7 マサース注。セフィロトの3本の柱の事である。
*8 マサース注。この言葉はカバラでは神の知恵を得る事を意味する、神秘的な意味合いでよく用いられている。