ゾーハル 大聖会の書 43

ページ名:ゾーハル 大聖会の書 43

第43章 裁きについて


1040. また私が「隠された神秘の書」から学んだ事によると、最も聖なる老いたる者が、裁く者らが和らげられ、これら2人が共に結び付くかを見たいと望むと、女の面からこの世界では耐えられない、激しい裁きが生み出される*1


1041. それについて、(創世記 第4章1節に)「人(アダム)はその妻イヴを知った」と書かれている。彼女はみごもり、קין(QIN、カイン)を産んで言った。「わたしは主(テトラグラマトン)によって、ひとりの人を得た」


1042. そして彼女は完全ではなかった。なぜなら、彼女はまだ和らげられず、力ある蛇が彼女の中に厳しい裁きの汚染を送っていたからである。それゆえ、彼女は和らげられずにいた。


1043. それゆえ、この者カインが女の側から出てくると、厳格へと生まれ、その裁きは厳しく、過酷であった。


1044. だが、カインが生まれた後には、彼女は弱く、温和となり、別の優しい者(アベル)が生まれた。


1045. そしてカインは取り除かれたが、それは激しく厳格すぎたので、全ての裁く者らは彼女の前に共に混ぜられずにいたからである。


1046. 来たりて見よ。何と書かれているか? (創世記 第4章8節で)「彼らが野にいたとき」とある。この「野」とは、上位の(野)であると知られている。「この野」は、リンゴの木の野と呼ばれている。


1047. そして、この裁く者は、弟を征服した。なぜなら、この者は彼よりも強く、この弟を抑えて、自らの力の中に隠したからである。


1048. それゆえ、聖なる神――その御名に祝福あれ!――がこれらを刺激し、この者の前から彼を取り去り、大いなる深淵の口へと置いた。


1049. そして、大海に浸して、その弟を包み、上位の涙により抑えられるようにした。


1050. そして、これらから人々は、これらの小路を通ってこの世界へと降りて来たのである。


1051. これらは隠されているものの、一つの体からお互いに拡張している。


1052. そして、この体から不純で罪びと、心の冷淡なנשמתהון(NShMThHVN、ネシャマトフン、魂ら)は降りていった。


1053. これらから同時にと汝は考えるか? 否。片方から降りていき、また別の方からも別の者らが降りていった。


1054. そして、義人らに祝福あれ。そのנשמתהון(NShMThHVN、魂ら)が、全てを含むアダムと呼ばれる聖なる体から引き出されたからだ。この場所では、いわば全ての王冠と聖なる冠が共に結び付いていて、天秤の均衡に配置されている。


1055. 義人らに祝福あれ。なぜなら、彼ら全ては聖なる御言葉であり、上位の聖霊を通じて生まれ、この霊の中には全ての聖なるものが含まれるからだ。この霊の中で上位者らも低位者らも共に集められる(別版では、上位者らも低位者らも聞く)。


1056. 汝ら、主の中の主、野を刈り取る者(カバラ学者)らに祝福あれ。これらの言葉を知り、黙想し、汝の主を面と面、目と目で良く知り、それらの言葉を通じて、来るべき世界でも価値ある者となろう。


1057. これはまことであり、申命記 第4章39節に「それゆえ、あなたは、今日知って、心にとめなければならない。上は天、下は地において、主(テトラグラマトン)、הוא האלהים(HVA HALHIM、ホア ハ=エロヒム。彼こそエロヒム)にいまし、ほかに神のないことを」と書かれている。


1058. ここでのテトラグラマトンとは日の老いたる者であり、הוא האלהים(HVA HALHIM、ホア ハ=エロヒム)である。その御名は永遠に、世々限りなく祝福があらん事を。


ゾーハル 大聖会の書 44
↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。「隠された神秘の書」第3章27-31節を参照せよ。