アブラメリン 2-11

ページ名:アブラメリン 2-11

第11章 霊を呼ぶ場所をどう選ぶか。付属品をどう準備するか


 過ぎ越しの祭の前に準備を整え、祭が終わったらすぐに儀式を始められるようにする。荒野では、場所を見つけるのは簡単である。ここでは、平らな場所の真ん中に祭壇を置く。枝と葉の天井に覆いを置いて、雨を避ける。祭壇の7フィート(約2メートル)の周りには、美しく香りのよい花を植える。それらの場所は2つに分ける。最初の部分は、神殿の祭壇とリビングルームで、2つ目は入り口の場所である。
 町や家の中なら、以下のようにする。祈りの部屋は少なくとも2つの窓を持つようにする。1つは日の出の方角に向き、もう1つは日の入りの方角に向き、扉の近くにする。ここを通じて悪魔を見る事が出来るが、悪魔は祈りの部屋へ入る事は出来ないのである。祈りの部屋の隣に私は深夜の時間に向くあずまやを加えている。私は祈りの部屋に2つの窓を作り、それらと悪魔を呼ぶ時には開かれる扉がある。扉と窓から、私はあずまやをはっきりと見る事が出来、悪魔を制御する事が出来る。
 祈りの部屋は正方形にし、追加の角は作らない。清潔に掃除し、木の床も清潔にする。明らかに部屋は祈りと賛美のためにし、決して犬小屋や豚小屋のようにしない。
 霊を呼ぶあずまやの場所は開かれているか、多くの窓があるようにする。清潔な砂で床を2、3指の高さで平らに覆う。
 祭壇は部屋の中央に置き、横面は世界の四方に向くようにする。祭壇の高さと大きさは汝の望むようにする。汝の背丈と比例するようにするのが最良である。祭壇は切ってない石から作られるようにする。木材で作る場合、ニワトコか松材にする。この上に黄金、銀、あるいはガラス製のランプを置き、それらはオリーブオイルで満たす。これは香を焚く時に点けられ、その後は消される。祭壇の上に、青銅か資金に余裕があれば銀製の香炉を置く。これは作業が完成するまで置かれる。
 これらは室内用であり、祭壇が外にあるならば、これらは使われない。なぜなら、汝は必要ならば移動しないといけないからだ。これらの道具全ては木製の祭壇の中にカップボードとしてしまっておくことができる。
 2着のローブを用意する。1つは長く白雪色のシーツやコートで、洗われていない純粋なウールやリネンで作られる*1。もう1つは白、黄色、バラ色のシルクから作り*2、膝上で短い袖の長さにする。これらの衣服についての規定は無く、単純であるほど良い。ローブと同じ色の小ぎれいな結び紐でローブをしっかりと結び付ける。
 汝の頭には、シルクの黄金色のヘアバンドを付ける。薄い金属で、そこに主の御名を刻む。これはアロンのヘッドバンドに似ている。少なくとも、神名は黄金でバンドに描いておく。


油と香の準備


 最良の没薬を1部、半分のシナモン、1部のカッシア、1部の良姜の根、4分の1のオリーブ油を用意する*3。それから化学者に頼んでこれらで油を作る*4。必要な時まで清潔なコンテナの中に維持する。祭壇の中のカップボードに他の道具とともに入れておく。
 次には、香膏、楓子香のゴム、純粋な蘇合香を均等に混ぜ合わせる。香膏が手に入らないなら、杉かアロエ、あるいは他の匂いの良い樹木にする。これらを混ぜ合わせて粉末状にし、清潔なコンテナの中に保持する。これは多く必要になるだろうから、毎週の安息日の前に作る。夕方に祈りの部屋へ持っていき、祭壇内の他の道具と一緒にしておく。
 汝はまたアーモンドの樹から指1本分の幅、指先から肘までの長さの滑らかで清潔な小枝を必要とする。これも他の道具と一緒に保持する。
 祭りと作業の始まりの前に、清潔な道具を祈りの部屋へ持っていく。


アブラメリン 2-12
↑ アブラメリンの書


*1 マサース注。薔薇十字団の秘儀参入者は、これらの衣の説明を認めるであろう。
*2 さらにフランス版では深紅で黄金の縁取りをする。
*3 フランス版では、没薬が1部、シナモンが2部、ガランガルが半分、オリーブ油が総重量の半分。
*4 有名なアブラメリンオイルである。ただ、このレシピには問題があると、Aaron Leitch氏は指摘している。氏はオカルトオンラインショップを運営していて、アブラメリンオイルも売っているので、自作が難しければここで買うのもいいだろう。http://docsolomons.com/wp/