ゾーハル 大聖会の書 38

ページ名:ゾーハル 大聖会の書 38

第38章 小さな顔の髭の残りの7つ*1の部分について


880. 第4の構造では、この毛の小路は香しい場所の頬に配置され、上昇して下降する。


881. この配置は美しい見た目をしていて、それは栄光と誉れである。そして、バリエタが教えるところによると、上位の誉れ、הוד(HVD、ホド)は進み、王冠をかぶり、流れ落ちる。それによりその頬を含み、髭の誉れと呼ばれる。


882. それゆえ、栄光と誉れに帰して、それは衣として、貴重な紫衣として、(小さな顔は)それらを纏う。


883. それについては、詩篇 第104篇1節に「あなたはいとも大いにして誉と威厳とを着て」と書かれているからである(別版では、この第4の構造では、この毛は香しい場所の頬に配置され、上昇して下降する。この構造は素晴らしく美しい見た目をしており、上位の栄光である。そして、これについて言い伝えでは、上位の栄光は進み、王冠をかぶり、美しき頬を流れ降りる。そして、この栄光は髭の栄光と呼ばれる。それについて、「あなたはいとも大いにして誉と威厳とを着て」と書かれており、これは着る姿である。小さな顔は、他でも無くこの人の姿を取る)。


884. (神の姿を)着ると述べられる配置があり、他でも無くこの人の姿で、小さな顔はより適切に象徴される。


885. また私が学んだ事によると、(小さな顔の)この栄光は、素晴らしき髭*2の光により照らされ、他の配置にも光を放ち、それゆえ一方では「不法に耐え」と、もう一方では「罪を贖い」と呼ばれる。


886. それゆえ、聖書ではこれは、その顎骨の名前で呼ばれている。


887. そして、「隠された神秘の書」では、これはהוד(HVD、ホド、栄光)*3と、הדר(HDR、ハダル、誉れ)、תפארת(ThPARTh、ティフェレト、美)*4と呼ばれている。


888. そして、ティフェレト(美)については、「罪を贖う」という称号がある。箴言 第19章5節に「過ちを許すのは人の誉*5である」と述べられているからである。


889. また、私が学んだ事によると、この(小さな顔の髭の)9つの構造のうちで、我々はティフェレト(美)のみに拠るべきである。それは、箴言 第20章29節に「若い人の栄え*6はその力」と書かれているようにである。それゆえ、(9つの構造の中の)これは美と呼ばれており、これらが天秤に共に測られる時には、これらは一つのようになる。


890. ラビ シモンは、ラビ アッバに言った。「価値あるは汝、ラビ アッバよ! この理由から、汝は全ての祝福の源である最も聖なる老いたる者に祝福されよう!」


891. 第5の構造では、その毛は乏しくなり、2つのリンゴ(頬)のこの面からかの面へと現れている。(このリンゴは)赤薔薇のように赤く、270の諸世界を照らす。


892. これらの2つのリンゴは、2つの上位のリンゴ(広大な顔の頬)からの光により、いずれも輝き、それらから赤みは取り去られ、白い輝きが来る。


893. これについては、民数記 第6章25節に「願わくは主(テトラグラマトン)が御顔をもってあなたを照し、あなたを恵まれるように」と書かれている。


894. そして、これらの赤さが刺激される事については、同じく民数記 第6章の26節に「願わくは主(テトラグラマトン)がその怒りをあなたから取り去り」と書かれている*7。それは「怒りを取り去り、この世界でもはや怒りは見出せない」と言うようなものである。


895. 私が学んだ事によると、最も聖なる老いたる者から輝くこの全ての光は、前の慈悲と呼ばれている。なぜなら、これらの光全ては、(過去の時の)慈悲だからである。


896. 第6の構造では、髭の周辺の毛に沿って、その毛は特有の房として降りていく。そして、これは5つの端の1つと呼ばれ、חסד(ChSD、ヘセド、慈悲、憐れみ)に拠るものである。


897. そして、その慈悲を失うのを許されないと言われる。


898. それゆえ、レビ記 第19章27節には「あなたがたの髭の両端を損なってはならない」と書かれている。


899. 第7の構造では、その毛は口を覆わずに、口はあらゆる面で露わとされている。汝、ラビ イェフダーよ、立ちあがれ。


900. ラビ イェフダーは立ちあがると、言い始めた。ダニエル書 第4章17節には「この宣言は警護者たち(The Watchers)の命令によるもの」と書かれている。


901. 数千の無数の者らが立ち、この口により保たれて、それに拠るものであり、これら全ては口(の一般的な称号)と呼ばれている。


902. 詩篇 第33篇6節に「天の万軍は主の口の息によって造られた」と書かれているようにである。


903. そして、この口からの息(あるいは霊)を、この口に拠る全てのこれらの外部の者らが纏う。


904. そして、この口による(息を)、この小路が開かれた時には、多くの真の預言者らも纏う。そして彼らは全て、テトラグラマトンの口と呼ばれる。


905. この息が進む場所には、他のものは混ざってはいない。万物はこの口から来る息を纏うのを待っているからである。


906. さらに、この配置は他の6つ(の先の構造ら)を統治する。なぜなら、この中に万物は確立され、含まれるからである。


907. それゆえ、(この構造の)毛は口の周囲に均等にあり、口自身はあらゆる面で覆われていない。


908. ラビ シモンはラビ イェフダーに言った。「汝に、最も聖なる老いたる者の祝福があらん事を!」


909. 第8の構造では、その毛は髭の下を降りていき、喉を覆っており、喉は見る事が出来なくなる。


910. 私が外部の言い伝えで学んだ事によると、喉も、そのどの部分も、これを(この毛を)通じて(見え)ないからである。そして、競合(別版では、נצח(NTzCh、ネツァフ、勝利)*8)の時ならば、その間には(喉の)どの部分も見えるようになり、力(ゲブラー)*9のように見える。


911. 私が学んだ事によると、千の諸世界は、この中に含まれるからである。


912. これについては、雅歌 第4章4節に「その上には一千の盾を掛けつらね、みな勇士の大盾である」と書かれている。この「一千の盾」は奥義である。


913. また、「隠された神秘の書」にも関連して、「みな勇士の大盾」は、厳格の面*10から来ており、ここから全てのגבוראן(GBVRAN、ゲブラン、厳格なる者ら)は来るのである。


914. 第9の構造では、その毛は完全な均衡で下へと吊るされ、これら全ては美しく整えられている。それは戦争での主な勝利者、勇敢な英雄のようである。


915. この毛の全ては吊るされ、他に吊るされたものと混ざり合っているので、それぞれの毛は自らの軌跡を保つ。


916. これらについて、箴言 第20章29節で「若い人の栄えはその力」と書かれている。


917. そして(紅)海に現れたこの方*11は、美しい若者のようであり、それについて雅歌 第5章15節では「その姿はレバノン杉のごとく」と書かれている。


918. 英雄のようにこの方はその勇気を示す。これは、תפארת חילא וגבורתא ורחמי(ThPARTh ChILA VGBVRThA VRChMI、ティフェレト ヒラ ヴェ=ゲブラタ ヴェ=レヘミ。美、力、勇気、慈悲)である。


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↑ 明かされたカバラ


*1 しかし、この章では第4から第9までの6つしかない。
*2 マサース注。すなわち、広大な顔の髭である。
*3 マサース注。第8のセフィラである。
*4 マサース注。第6のセフィラである。
*5 英語版聖書ではHis Beauty、つまりティフェレト。
*6 ここも、英語版聖書では、beauty of young menとある。
*7 民数記の同箇所には、この文は見当たらない。
*8 マサース注。第7のセフィラである。
*9 マサース注。第5のセフィラである。
*10 マサース注。小さな顔は、「右と左」、慈悲と正義があるのを思い起こす必要がある。
*11 マサース注。これは小さな顔、יהוה(IHVH)のו(V、ヴァウ)である。この海とは第3のセフィラのビナー、上位の母、יהוה(IHVH)の最初のה(H)である。