ゾーハル 大聖会の書 29

ページ名:ゾーハル 大聖会の書 29

第29章 小さな顔の髪について


570. 私が学んだ事によると、この小さな顔の頭の頭蓋骨から、千の千倍の黒髪の房が吊るされており、それらはお互いに織り込み、混ざり合っている。


571. だが、これらの髪の房の分離した区別は無い。なぜなら、純粋や不純なものも共に混ざり合っていて、(上記の)純粋と不純が共にあるからである。


572. これらの側面全ては純粋であり、これらの内側全ては不純である。この入り組んで密集した髪の房の一部は柔らかく、一部は硬い。


573. そして、この単独の房の中に髪の毛は吊るされて、巻き毛となり、炎を発して、戦争で勝利した勇敢な英雄のように、美しくも強く整列して吊るされている。


574. これらは、大きくも葉の繁った杉の木のようである。これについて、雅歌 第5章15節に「その姿はレバノン杉のごとく美しい」と書かれている。


575. この巻き毛の房は、頭の上の両面へと分かれている。


576. また、私が学んだ事によると、これらは巻き毛のまま留まる。なぜなら、これらは脳の3つの空洞の多くの泉から進んできたものだからである。


577. 頭蓋骨の第1の空洞の泉から、この髪は進んでおり、巻き毛の上に巻き毛(が構成される)ようになる。この泉らから、この空洞から進んできている。


578. 第2の空洞からは、50の泉が流れており、それらの泉からは髪が放たれて、巻き毛の上に巻き毛となり、他の髪の房と混ざり合っている。


579. 第3の空洞から、千の千倍の聖会と集会が進んでおり、それらから全ての髪は放たれ、巻き毛の上に巻き毛となり、他の髪の房と混ざり合っている。


580. そして、それゆえにこれらの髪の房は巻き毛となり、これらの全ての結果は、頭蓋骨の脳の3つの空洞から進んできたものである。


581. そして、これらの巻き毛全ては、吊り降ろされて、耳の両面に広がっている。


582. それゆえ、ダニエル書 第9章18節には「わが神よ、耳を傾けて聞いてください」と書かれている。


583. そして、これらの巻き毛の中には、右と左*1、光と闇、慈悲と裁き、老いたる者にではなく*2、これら(小さな顔)に拠る右と左の(性質を持つ)全てが見いだせる。


584. この髪の分け目には、特有の細い小路があり、それは日の老いたる者の小路と特有の繋がりがあり、この小路は613の小路*3に分かれて、それらは律法の訓示の小路らの間に分配されている。


585. それは詩篇 第25篇10節に「主(テトラグラマトン)の全ての道は、その契約とあかしとを守る者には慈しみであり、まことである」と書かれているようにである。


586. 私が学んだ事によると、この単独の房の中に、千の千倍のテトラグラマトンの発声が見出せ、それらはこの単独の房に拠るのである。


587. これらの間で、その一部は硬く(厳格で)、一部は柔らかく(慈悲で)あり、それらは均衡の主(あるいは、これらの均衡である慈悲の主)に(属しており)、それゆえに小さな顔は右と左を含むと言われる。


ゾーハル 大聖会の書 30
↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。これらの間を仲介する小路としてである。
*2 マサース注。広大な顔は、右側の横顔としてのみ象徴されるからである。
*3 マサース注。ここにある613の数の律法とは、ゲマトリアによっても表現される。משה רבינו(MShH RBINV、モーシェ ラッビノ、我らがラビ モーセ) = 40 + 300 + 5 + 200 + 2 + 10 + 50 + 6 = 613だからである。