ゾーハル 大聖会の書 27

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第27章 小さな顔の頭蓋骨と、その付属物、すなわち微細な風、火、露について


536. このように言い伝えられている。白い頭*1が自らに上位の装飾品で飾った時、自らの激しい光輝から、単独の火花を形成し、準備し、作り出す。そして、この光を広げ、濃縮させる(あるいは固める)。


537. そして、この方は自らの思考を発展させ、370の方角へと拡張させる。


538. そして、この火花は存在し、待ち、やがては純粋な風がその周囲に現れる。そして究極の拡張がなされて、四方*2にて(境界のある)固い頭蓋骨を形成する。


539. そして、この純粋で微細な風の中で、火花はこの頭蓋骨に吸収され、その中に含まれる。


540. 汝はこの中だと考えないのか? 真に、この中に隠れるのだ。


541. それから、この頭蓋骨は四方の面に拡張していく。そしてこの風は、日の老いたる者の最も隠された属性である。


542. この頭蓋骨の中に隠れた霊の中に、片方の面には拡張した火が、もう片方の面には風がある。そして、この微細な風は、この面から渦巻き、微細な火はもう片方の面から渦巻く。


543. この空間にある火とは何か? だが、真実にはこれは火ではなく、微細な風の中に含まれた光輝であり、270の諸世界にて輝く。


544. そして、厳格や裁きは、ここから見出せる。そのため、これは固い頭蓋骨と呼ばれる。


545. この頭蓋骨の中には、9,000もの諸世界があり、この頭蓋骨から流れを受け取り、その下で平和にある。


546. この頭蓋骨の中では、白い頭からの露*3が染み出しており、その中で常に満たされている。そして、この露により、死者は復活する。


547. そして、この露自身にも2つの色がある。白い頭から来たものは白く、全ての白を含むほどに白い。


548. 一方で、小さな顔の頭に留まったものは、赤く見える。そして白い水晶のように、白い色の中に赤い色が現れる。


549. それゆえ、ダニエル書 第7章2節には「また地の塵の中に眠っている者のうち、多くの者は目をさますであろう。そのうち永遠の生命にいたる者もあり、また恥と、限りなき恥辱をうける者もあるであろう」と書かれている。


550. この「永遠の生命」とあるのは、広大な顔、さらに日の老いたる者から来る白色の露を受け取る価値がある者の事だからである。


551. 「恥と限りなき恥辱」とあるのは、彼らは小さな顔の赤色を受け取る価値がある者だからである。


552. そして、万物はこの露の中に含まれている事は、イザヤ書 第26章19節の「(なぜなら)あなたの露は光の露であって」という言葉の中に暗喩されている。この中には、二重性の表現がある。


553. そして、この露は日々リンゴの野の上に、白と赤で染み出している。


554. この頭蓋骨はこの2つの色で、こちらの側とあちらの側へと輝く。


555. そして、この微細な風から、頭蓋骨から、その顔は150もの諸世界へと拡張する。それゆえ、これはゼイル アピン(あるいはアンピン)、ミクロプロソプス、小さな顔と呼ばれる。


556. だが、必要な時には、この顔は拡張し、巨大なものとなる。なぜなら、この小さな顔は、世界の命がここから現れた、日の老いたる者の顔を振り返って見ているからである。


557. そして、この頭蓋骨には下への出口の場所があり、ここから杖の下での数における上昇がある時に、日の老いたる者に向かっての光の反射がある*4


558. それゆえ、この頭蓋骨は(低位者らが)数において上昇する時に割れ、この裂け目からの反射光が日の老いたる者に向かって上昇する。


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↑ 明かされたカバラ


*1 マサース注。ケテルの別名である。序説を参照せよ。
*2 マサース注。これはテトラグラマトンの4文字の事である。
*3 マサース注。この微細な風、火、露(水)は、「セフェル イェツィラー」にある、「母の3文字」א(アレフ)、מ(メム)、ש(シン)を表している。アレフの文字は風を、シンは火を、メムは両者を媒介する水を象徴している。
*4 マサース注。この文は普通の読者には、テトラグラマトンの4文字と対応した、4つの秘密のカバラの象徴があるのを教えられていない限りは、完全に理解不能であろう。これらは、י(I)は杖を、ה(H)は聖杯を、ו(V)は剣を、最後のה(H)はシェケル金貨である。この文で表されている杖は、י(I、ヨド)、日の老いたる者を表しており、יהוה(IHVH)のי(I)と、セフィロトの頭に隠れている。