ゾーハル 大聖会の書 10

ページ名:ゾーハル 大聖会の書 10

第10章 広大な顔の鼻について


171. そして来たりて見よ! イザヤ書 第41章4節には「主なる私は初めであって、また終りと共にあり、私がそれ(הוא(HVA、ホア))だ」と書かれている。


172. 万物はהוא(HVA、ホア)、神自身であり、神自身はあらゆる面に隠されている。同様に、その鼻もである。


173. この鼻から、その顔は知られる。


174. そして来たりて見よ! 老いたる者と小さな顔の間(の違い)は何か? これらの鼻より、統治する。その片方は命であり、もう片方は命の命である。


175. この鼻は力ある回廊であり、広大な顔の霊(風、息)はそこを通過して小さな顔へと向かう。それは与える者と呼ばれる。


176. そして、ゆえに霊は降下し、そこで再び霊はその鼻の孔を通じて進む。


177. これは1つの霊であり、彼女は小さな顔へと向かい、それにより小さな顔はエデンの園で起きるであろう。


178. そして、これは命の霊であり、これを通じて、ダヴィデ王の息子(ソロモン王)は時と共に知恵を知るのを望んだ。


179. そして、この回廊より霊を起き上がり、隠された脳から進み、やがてはメシア王にて留まる。


180. これについて、イザヤ書 第11章2節に「その上に主(テトラグラマトン)の霊が留まる。これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である」と書かれているようにである。


181. 明らかに、ここには4種の霊ら(が記されている)。だが、私は既に霊は1つであると述べている。では、なぜ3つ(が加えられているのか)? ラビ ヨシよ、その場から立ちあがって答えよ。


182. ラビ ヨシは立ちあがり、言った。「メシア王が来られる時、誰も『私にこの知恵を教えたまえ』とは言わないであろう。


183. なぜなら、それについてエレミヤ書 第31章34節に「人はもはや、おのおのその隣とその兄弟に教えて、『あなたは主を知りなさい』とは言わない。それは、彼らが小より大に至るまで皆、わたしを知るようになるからであると主は言われる」と書かれているからである。


184. そしてこの時、日の老いたる者はその霊を起き上がらせ、全てにおいて最も隠された脳から放つであろう。


185. そしてこの霊が来た時、全ての低位の霊らは、彼女によって起き上がらせられるであろう。


186. これらは誰か? これらは小さな顔の聖なる諸王冠である。


187. そして、他の6つの霊らも与えられる。それらについては、「これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である」と書かれている。


188. よって、こう言い伝えられている。列王記上 第2章12節に「このようにしてソロモンは父ダビデの位に座し」と書かれている。また、列王記上 第10章19節にも「その玉座に六つの段があり」と書かれている。


189. そしてメシア王が、これらの7つ(の段)に座るであろう。これらは先の6つと、それらの上にある日の老いたる者の霊が7つ目である。


190. それについては「他の3つの霊を含む3つの霊がある」と言われている。


191. ラビ シモンはラビ ヨシに言った。「汝の霊は、来るべき世界でも安らぐであろう」


192. 来たりて見よ! エゼキエル書 第37章9節に「主なる神はこう言われる、息よ、四方から吹いて来て」と書かれている。だが、世界の四方の息はここで何をするのか?


193. にも関わらず、この四方の風が起き上がる。それらは3つあり、さらに隠された老いたる者の霊もあり、4つとなる。


194. そして、これらは、1つが生み出されたら、残りの3つも生み出される。この1つには、他の3つが含まれるのである。


195. この1つの霊を生むのは、聖なる祝福された方の意志であり、その中に全ての他も含む。


196. なぜなら、エゼキエル書 第37章9節に「息よ、四方(の霊ら)から吹いて来て」と書かれているからである。それは、「汝ら四方の霊らよ、来たれ」とは書かれておらず、「四方の霊から来たれ」と書いてある。


197. そしてメシア王が来られる日には、お互いに教え合う必要はもはや無くなる。この1つの霊が、全ての霊ら、知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊を含むからである。なぜなら彼女は全ての霊らを含むからである。


198. それゆえ、「四方の霊から」と書かれている。これらは189節で述べた7つの段に含まれる4つである。


199. そして、こうも言い伝えられている。万物は老いたる中の老いたる者のこの霊に含まれている。この方は、隠された脳から、鼻の孔の回廊へと進む。


200. そして来たりて見よ! (広大な顔の)鼻と、(小さな顔の)鼻の違いを。


201. 日の老いたる者の鼻は、あらゆる部分の命である。小さな顔の鼻については、詩篇 第18篇8節に「煙はその鼻から立ちのぼり、火はその口から出て焼きつくし」などと書かれている。


202. 煙は、この小さな顔の鼻の孔から立ちのぼり、その煙から火が点けられる。


203. この煙が立ちのぼったら、その後に何が起きるのか? 炭がそれにより点火されるのだ。「それにより」とは何を意味するのか? この鼻から出た煙により、火が点けられるのだ。


204. こう言い伝えられている。長老のラビ ハメヌナが祈りをしようと望み、こう述べた。「鼻の孔の主に祈ります。鼻の孔の主に私は祈ります」


205. そして、これについてイザヤ書 第48章9節に「わが誉(すなわち、我が鼻)のために、私はこれを抑えて」と書かれている。この文は、日の老いたる者についてである。


206. こう言い伝えられている。この鼻はとても大きく、375の諸世界はこれにより支えられており、全ては小さな顔と密着している。


207. これは、この鼻の構造を称えている。


208. そして、日の老いたる者のこの鼻やその他の全ての体の部分は、見えており、見えていない。これらは、主の中の主――すなわち、敬虔な者ら――により見られているが、他の者らには見られない。


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↑ 明かされたカバラ