トリテミウス

ページ名:トリテミウス


 ヨハンネス トリテミウス(1462年 - 1516年)はアグリッパとパラケルススの師匠であったとされるオカルティストである。トリテミウスが修道院長をしていたシュボンハイムの聖マルティン修道院には、トリテミウスの尽力により2000冊のオカルト書を中心とした膨大な蔵書のある図書館が建てられ、アグリッパを始めヨーロッパ中から多くのオカルト学者らが通ったという。いわば当時のオカルトの学校のようなものだったようである。勿論、教会からは魔術師として胡散臭く見られていたようだが、ローマ内の友人らが擁護したおかげで、トリテミウスは火炙りにされずに済んだのであった。1506年には修道院との軋轢によって引退し、ヴュルツブルグの聖ヤコブ修道院の院長へと転身し、以後死ぬまでこの任にあった。
 暗号術を扱った三部作「ステガノグラフィア」がトリテミウスの主著であり、いずれ訳する予定。


水晶玉の中に霊を引き寄せる術

 本書(The art of drawing spirits into crystals)は、は題名通りに水晶玉の中に天使の霊を召喚する内容で、初心者にも比較的分かり易く書いてある小著である。19世紀のフランシス バレットの著書「マグス」の中で転載されたものであるが、実際にトリテミウスの作なのかは疑問がある。


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