アブラメリン 3-19

ページ名:アブラメリン 3-19

第19章


 全ての種類の愛情のために。


(マサースの注記)
(a)この章の象徴は、部分的には天使らにより、部分的には悪霊らにより発現する。
(b)おそらくベルゼビュートが、この章の作業を実行する可能性が高い。第20章もこの霊が司るものであり、ユダヤ人アブラハムによれば、この2つの章は密接に関連しており、その特別な教授では、片方はもう片方の正確な対称だからである。
(c)この章の作業を、使い魔はある程度は実行できる。
(d)あなたが愛されたいと願う相手の名前を唱えて、象徴をその人物がよく来る場所の地面に埋める。だが、あなたが自らのために作業するのではなく、2人以上の人物のためにするならば、それが愛にせよ憎しみにせよ、あなたは同じようにそれぞれの名前を唱えて、その象徴を単独にせよ複数にせよ、彼らが来る場所の地面に埋める。また可能ならば、その人物が象徴を肌に直接触れるようにした方が良い。この章では、全ての社会階級の善意と愛情が含まれており、それらの中でも、宗教家に愛されるのが最も難しいとアブラハムは述べている。


(1)他人の妻(や夫)に愛されるには


DODIM
O
D
I
M

(マサースの注釈)第1の方陣は25マスの正方形からの9マスのグノモンである。
 DODIMは、「愛、快楽」を意味する。


(2)特別な愛のために


RAIAH
A
IGOGI
A
HAIAH

(マサースの注釈)第2の方陣は25マスの正方形からの17マスで構成され、大文字のEのように配置されている。
 RAIAHは、「女の仲間」を意味する。


(3)関係により愛されるには


MODAH
OKORA
D
A
H

(マサースの注釈)第3の方陣は25マスの正方形からの13マスで構成される。
 MODAHは、「花嫁として飾る」を意味する。


(4)特に乙女のために


SICOFET
I
CENALIF
ORAMARO
F
E
T

(マサースの注釈)第4の方陣は49マスの正方形からの25マスで構成される。


(5)裁判官の愛情を得るには


ALMANAH
L
MARE
AALBEHA
N
AREHAIL
H A

(マサースの注釈)第5の方陣は49マスの正方形からの29マスで構成される。
 ALMANAHは、「乙女」を意味する。そのため明らかに、これは実際には5番目ではなく4番目であり、おそらく4番目がここである可能性が高い。


(6)既婚者から愛されるには


CALLAH
A
LORAIL
L
AGOUPA
HALLAC

(マサースの注釈)第6の方陣は36マスの正方形からの26マスで構成される。
 CALLAHは、「結婚した女性、特に新婦」を意味する。


(7)寡婦から愛されるには


ELEM
L
E
M

(マサースの注釈)第7の方陣は16マスの正方形からの7マスのグノモンである。
 ELEMは、「寡婦」を意味する。


(8)既に結婚を約束した少女から


NAQID
AQORI
QOROQ
IROQA
DIQAN

(マサースの注釈)第8の方陣は25マスの正方形である。
 NAQIDは、「遠い子孫」を意味する。


(9)一般的な乙女から


SALOM
AREPO
LEMEL
OPERA
MOLAS

(マサースの注釈)これは、よく知られているSATOR、AREPO、TENET、OPERA、ROTASとよく似ている。これは25マスの正方形である。
 SALOMは、「平和」を意味する。
 AREPOは、「彼は蒸留する」を意味する。
 LEMELは、「満ちるために」を意味する。
 OPERAは、「乾いた土の上で」を意味する。
 MOLASは、「素早い動きで」、だがおそらくより良い訳は「素早くかき混ぜる、すなわち命」である。
 先の文は、いささか自由なラテン語訳が可能である。そのため、
 SATORは、「創造主」を意味する。
 AREPOは、「ゆっくりと動く」を意味する。
 TENETは、「保つ」を意味する。
 OPERAは、「その創造物」を意味する。
 ROTASは、「渦巻として」を意味する。


(10)特別な君主から


DEBAM
ERERA
BEREB
ARERE
MABED

(マサースの注釈)第10の方陣は25マスの正方形である。
 DEBAMは、「影響力のある人物」を意味する。


(11)特別な王から


AHHB
E
A
B R

(マサースの注釈)第11の方陣は16マスの正方形からの8マスで構成される。
 AHHBは、「愛する」を意味する。
 BEARは、「浪費する、消費する」を意味する。


(12)特定の人物から友情を得るには


IALDAH
AQORIA
LOQIRE
DRIIDE
AIRDRO
HAFEON

(マサースの注釈)第12の方陣は36マスの正方形である。
 IALDAHは、「少女」を意味する。


(13)大人物からそれを得るには


BETULAH
E
T
U
LOSANIT
A
H

(マサースの注釈)第13の方陣は49マスの正方形からの19マスで構成され、大文字のFのような形に配置されている。
 BETULAHは、「乙女」を意味する。


(14)女に愛されるには


IEDIDAH
E
DILOQAH
I
DOQARCA
A
H

(マサースの注釈)第14の方陣は49マスの正方形からの25マスで構成される。
 IEDIDAHは、ヘブライ語の語源では、愛の対象を意味する。
 DILOQAHは、「熱心に求める」か「熱のように燃える」を意味する。
 DOQARCAは、「貫く」を意味する。


(15)教会人から愛されるには


SAQAL
A
Q Q
A
L Q S

(マサースの注釈)第15の方陣は25マスの正方形からの12マスで構成される。
 SAQALは「賢人」を意味する。


(16)主人から愛されるには


QEBHIR
ERAISA
BAQOLI
HIOLIA
ISLIAC
RAIACA

(マサースの注釈)第16の方陣は36マスの正方形である。
 QEBHIRは、「守護者」を意味する。


(17)女主人から愛されるには


EFEHA
F
E G
H
ALQAS

(マサースの注釈)第17の方陣は25マスの正方形からの14マスで構成される。
 EFEHAは、「情念的」を意味する。


(18)異教徒から愛されるには


TAAFAH
A
A
F
A
H

(マサースの注釈)第18の方陣は36マスの正方形からの11マスのグノモンである。
 TAAFAHは、「共に集まる、繋がる」を意味する。


(19)教皇、皇帝*1、王らから愛されるには


SARAH
A
R
A
H

(マサースの注釈)第19の方陣は25マスの正方形からの9マスのグノモンである。
 SARAHは、「強力、高い権威がある」を意味する。


(20)一般的な姦通のために


CATAN
A
T
A
N

(マサースの注釈)第20の方陣も25マスの正方形からの9マスのグノモンである。
 CATANは、「密接に繋がる」を意味する。


アブラメリン 3-20
↑ アブラメリンの書


*1 マサース注。原書では「by the Emperor」、つまりドイツの神聖ローマ皇帝に限定されている。