0. 黄昏邸の失踪事件 / Disappearance at the Twilight Estate
アーカムはフレンチ・ヒルに立つメイジャー邸では銀の黄昏教団の年次慈善懇親会が開催され、館の主であるジョセフ・メイジャーが教団支部長カール・サンフォードの到着を待っていた。邸内には懇親会のゲスト、そしてメイジャー邸の家人たちがおり、その中にはジョセフの秘書であるジェローム・デイビッツ、護衛のガヴリエラ・ミズラー、メイドのペニー・ホワイト、会の賓客であるヴァレンティノ・リーヴァスなども含まれている。懇親会はつつがなく進行していくが、突如館は不可解な黒い霧に包まれる。黒い霧は窓の隙間やドアの下からまるで生きているかのように邸内に侵入し、そして黒い霧の起こす怪異によって人々が姿を消していくのである...
本キャンペーンのプロローグを兼ねているシナリオ。
キャンペーン本編で探索者たちが追うことになる黄昏邸での失踪事件そのものを追体験する内容となっている。
通常のシナリオを違ってプレイヤーたちは自由に探索者を選ぶことができず、上記の4人の中からそれぞれひとりを選び、黒い霧の発生から自分が失踪するまでをプレイすることとなる。
1. 丑三つ時 / The Witching Hour
11月のある日、君は辻うらないのジプシーに呼び止められる。タロット占いをしてもらうことになった君の運命を示すカードは『塔 ─ XVI』。そのカードに描かれた塔の絵を見つめる君の周りで世界が闇に溶けていき、一条の稲光が空を引き裂いて、占い師の押し殺した声が聞こえる。「あんたも自分に迫る運命を見たね、あたしみたいに?」
目を覚ました君は自分が雨降る森の中に独りきりで倒れていることに気付く。立ち上がった君は、仲間と合流して森を抜けるべく歩き出す...
ここからが本編。
本作から新たな装備スロットとしてタロットスロットが追加される。各探索者はそれぞれ1つのタロットスロットを持っており、タロットカードを装備することができる。
また本シナリオの特徴的な仕掛けとして、各探索者は森の中で孤立しており(指示のない限りは)他の探索者と協同することができない。
2. 死の戸口にて / At Death's Doorstep
失踪事件から数日後、君の元に銀の黄昏教団から手紙が届く。それは来たる11月29日にジョセフ・メイジャー所有の黄昏邸で開かれる慈善懇親会への招待状だ。まだ失踪事件から数日しか経っていないのに、同じ邸宅で同じ主催者による同じような会合が開かれる。ジプシー占い師に警告された不幸な運命から逃れる術を求めていた君は、この懇親会への参加を決めるのだった...
シナリオ0『黄昏邸の失踪事件』と同じ舞台で新たな事件が始まる。
本シナリオでは場所カードによる指示が多く、ついつい忘れがちになってしまうので注意が必要。
シナリオの途中でキャンペーンガイドの内容を読むという仕掛けもナラティブで面白い。
3. 秘密の名前(仮) / The Secret Name
4. 罪の報い(仮) / The Wages of Sin
5. 大いなる善のために(仮) / For the Greater Good
6. 同盟と幻滅(仮) / Union and Disillusion
7. 混沌の手中に(仮) / In the Clutches of Chaos
8. 黒き玉座の御前にて(仮) / Before the Black Throne
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