AIによって拓也の人生を少し狂わせる

ページ名:AIによって拓也の人生を少し狂わせる

センパイの呼び出しはいつも突然だ、今日はメシ食ってる最中にメールが来た。
「今から来いよ」即座に食事を中断し、シャワーも浴びずに家を飛び出る。
アメリカと中国の不動産バブルが同時に弾けて、
世界で20兆ドル以上?30兆ドル以下?の損失が出たって話で、
ずいぶんセンパイの投資分が吹っ飛んでここ数ヶ月は呼べないって聞いてたから、
お預け食らうって思ってたからマジ狂い。

で、着いたら、部屋で二人きりだったんだけど、何時ものソファでは無くベッドの上で裸のおつきあい。
雄膣から精液垂らした俺と先輩のセフレ関係は、
お互いの欲望を満たし合うために肉体関係を持ち続けるという形。
もちろん最初は嫌がる拓也たけど無理矢理押し倒されて、無理やりチンコ入れられる……

はずだった。

センパイの攻めは今日はやけにぬるい。
いつもだったらケツにローション塗りたくられて穴を指でグチュッグチョってほじられ、
首絞めながらデカマラで一気に奥まで突き上げられるはずなのに、なんか中途半端で気持ち悪い。

これじゃあ、まるで初めてセックスする高校生カップルじゃん!

「どうしたんすかセンパイ。なんでそんなに優しく抱くんです?
雄膣の穴から精液垂らした俺もっと乱暴にしてもらいたいっ!」とガン見でおねだり。
そしたら、首に手が伸びてきてギュゥウウッっと絞られた。
これでようやく俺好みになってきた……。

なんて思っていたんだけど、今日のセンパイはやっぱり変だ。
今日のセンパイはまるで俺をいたわっているみたい。
いつものスパンキングはしない。優しい愛撫だけが続く。でもそれも違う意味で苦しいんだよ……!

俺をいたわるかのようにフェラされるなんて今までなかったし、
しかもセンパイったら俺の乳首責めながら自分の勃起したデカマラをしごいててさぁ。

だから、途中で切り上げっちゃったんだよね。
これ以上されたら俺逆に壊れちゃうもん(笑)
まぁ、センパイとの恋人みたいなセックス嫌いじゃないけど、
今日だけは早く終わらせたかったっていうか、むしろ終わってほしかった。

そしたら、ペットのくせにどこ逃げるんだってビンタされちゃって、
すげぇ形相で怒鳴られたから思わず謝っちゃってさ。

それで、センパイの怒りがおさまったところでようやく終わったけど、
「お前のことは絶対に離さないからな」って言う顔にはいつものセンパイはいなかったんだよな。

そのあとはシャワーも浴びずにウリの仕事に直行したんだけど、
途中で人だかりがあって何かと思ったら、どうも右翼の連中がデモ行進をしているようだった。
俺は特に気にも留めずウリに向かった。だって、あんなのただの茶番じゃん?

走って店に着いて、すぐにマネージャーから90分のタイマーを受け取り個室に行く。
部屋に入る前にタンクトップで筋肉で強制するのを忘れない。
「オス!お待たせしました!」ビルダー拓也を待っていたのは、ジャニ系イケメンくんだった。
彼は俺の好みドストライク。まさかこんな子が来てくれるなんて!しかもタチ希望だし最高だな!

「初めまして。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ!」
「あの、僕こういうところ初めてなんで色々教えてください」
「大丈夫!任せてよ!」

早速シャワーを浴びてもらってからベッドイン。やっぱり初めての子には優しくしないとね。
ウリ専歴が長い俺はテクニックにも自信がある。
タチは初めてだって言ってたけど、雄膣の穴から精液垂らした俺がリードすれば問題ないはずだ。

そう思ってたら彼はアナルに指を突っ込んだ。
あれ?と思う間もなく前立腺の位置を見抜かれる。

そして、ズボンを脱いだイケメンくんに生えてるのは30cmほどの長さのあるデカマラだった。
掘られまくりイかされまくりでプライドはボコボコにされまくり。
あっという間に30分は終わってしまった。

疲れてベットに横たわる俺を尻目に彼はテレビの電源をつける。
するとそこには藍沢柚葉が映っていた。

「皆さんこんにちは、初めましての方は初めまして。またお会いできた方はお久しぶりです。
「ぼくのわたしの勇者さま」シリーズの作者・藍沢柚葉でございます。
今回は演説ということで、いつもより少し短めの分量になっております。
最後までご清聴頂ければ幸いです。では、本題に入りましょうか。
皆様、日本という国についてどう思われていますでしょうか?
正直に申し上げますと私は大変に優秀な民族であると思います。
何故ならば日本ほど勤勉であり、我慢強く、
謙虚で思いやりがあり他人への感謝を忘れない民族はいないのです。
これは素晴らしいことです。しかし残念なことに、この優秀さが今の日本の苦境を生んでいるといえます。

そもそも、日本人というのは昔から奴隷体質なのでしょうかね?
誰かが得をしているときに他の人たちが同じだけ苦労しなければならない。
それは今も変わりません。つまり、日本は今まで世界にいいようにされてきたのです。
今の状況に嘆くのであれば行動すべきでしょう。

日本人に足りないものはなんですか?
まずはそれを自覚しなければなりません。答えを言いましょう。

それは、武士道。

これだけはどんな時代でも忘れてはならないものなんです。
サムライとはすなわち勇気ある者、勇猛果敢な者のこと。日本人にはその精神が欠けているのです。
そして今やっていることはまさにそれで、
日本人でありながら他国に支配されることを望み、自ら立ち上がることすら放棄しているのです。
このままだと、我々は本当に滅亡してしまいますよ?

今こそ日本人の力を見せなければなりません!
我々が立ち上がり、世界を救うべきなのです。
まずは優秀な大和民族の力を知らしめ、アジアを我らの太陽の下で照らしましょう。
世界を導くために!
そして、その血を汚すホモ共や移民どもを叩き出し、この国に平和を取り戻すのです。
そのためには、貴方たちの協力が必要なのです。

さあ、共に立ち上がろうではありませんか!

鷲は裂かれ、龍は息耐え、熊は眠り、欧州の魑魅魍魎が悲鳴をあげる今こそ、

アジアによるアジア秩序を!

大東亜共栄圏万歳!

日本よ加速せよ!

演説が終わったのか映像は途切れ、アナウンサーが映像の乱れがあったと謝罪する。
その後、淡々と地獄を読み上げる。

「先ほど入った情報によりますと、一部の過激派グループが都内の各地でテロを行っている模様です。
政府は自衛隊を派遣し鎮圧に当たっていますが。混乱を極めております。」

「え〜ただいま入りました情報によりますと、首相官邸に武装した集団が現れ、
数名が立てこもっているとのことです。首相は現在不在でありまして。対応に追われているようです。」

「総理の安否は不明。
また、警視庁によると、総理の暗殺を狙った犯行の可能性が高いということです。」

「警視庁で謎の爆発があり、警察総監が死亡したとの情報があります。」

「速報が入りました。え~ただ今入ってきた情報によりますと、
野党の議員数名が自宅で何者かに殺害されたということが発覚しました。
犯人は逃走中ですが、警察の捜査の結果、
襲撃された議員たちは皆同性愛者であったことが判明しています。」

「自民党の麻生幹事長が搭乗していた飛行機が墜落したという情報が入っております。
また、付近ではロケット弾による噴煙が確認されたとのことです。」

「さてここで臨時ニュースをお伝えします。たったいま入りました最新情報では、
与党の総裁選において有力候補と目されていた前原大臣が
何者かによって殺害されていたことがわかりました。」

「首相官邸にSATが突入しましたが、総理他数名の殺害が確認されました。
また、犯人は自爆し、隊員ら20名が死亡しました。」

「中央線及び総武線で大規模な爆破テロが発生しております。
現在、被害は拡大中でありまして、死傷者の数は把握できていません。」

「東京メトロにてサリンを使用したと思われる事件が発生しております。
死者も多数出ているとのことです。」

「横須賀、佐世保で暴徒が米軍基地に乱入しています。すでに多数の負傷者が出ている模様です。」

「先ほど入りました最新ニュースでは、
北海道では陸上自衛隊第二師団の駐屯地が襲撃されています。
また、青森、岩手でも同様の暴動が起きていて、警察が出動したとのことです。」

「現在反乱が確認された部隊は、茨城県南部に駐屯中の第一師団、
神奈川県相模原に駐屯中の第十二旅団、青森県八戸に駐屯中の第一戦車大隊、
岩手県花巻に駐屯中の第三十一普通科連隊、
沖縄県那覇に駐屯中の第四海兵機動展開部隊でありまして……」

「第三護衛隊群は現在東京湾で待機中でありまして……」

「入間基地と小松基地、三沢基地では反乱軍の発生により
航空自衛隊は基地権限を喪失したとの情報が入っており、
また、自衛隊が掌握していない基地からのミサイル攻撃により、被害が発生している模様です。」

「ただ今入った情報ですと、千葉県成田市付近にて大規模な暴動が発生しておりまして、
負傷者が多数出ている模様です。」

「北海道根室市におきまして、武装した集団が警察署を襲撃しているとのことです。」

「先ほど入りました最新ニュースによりますと、第35普通科連隊及び第15旅団の一部により
名古屋市内が制圧されたとの報告が入りました。
また、青森県は八戸駐屯地において反乱軍により制圧され、
青森県十和田市は反乱勢力の本部があるとされています。
青森県内では反乱勢力は青森市を制圧し北上し続けている模様で、
弘前市から南下中の反乱部隊に対し政府は
陸上自衛隊第一師団の残存部隊を投入することを決定し……」

「只今のニュース速報で、秋田県秋田市、岩手県花巻市で大規模な反乱により
都市機能が失われたとの情報が入りました。」

「只今のニュースによりますと、茨城県水戸市付近で反乱が発生したと報告がありました。
また、東京都町田市でも大規模なデモ行進が起きているとの報道が入っております。
なお、新宿では現在銃撃戦が行われているとの情報もあり、警察と元自衛隊が衝突しております。」

「広島県庁及び呉基地がハープーンミサイルによって攻撃されております。
なお、海上自衛隊の護衛艦いずもがハープーンミサイルによって沈められたとの情報が入っています。」

「山梨県甲府市。宮城県栗原市は反乱勢力の支配下にあるようです。」

「仙台市内の暴徒鎮圧に当たっていた陸上自衛隊第六師団が反乱部隊と交戦し、
戦闘が発生しております。この戦闘には戦車、装甲車などが参加している模様。」

「沖縄県は現在、反乱部隊の制圧下にあるとの報告がありました。
また、九州は自衛隊の残存兵力は壊滅的打撃を受けたと情報が入りました。」

「現在の状況をまとめますと、福島県を除く東北エリアが反乱軍の勢力下にあり、
関東地方は神奈川を中心とした地域が反乱軍の支配地となっています。
そして、中国地方と九州地方の一部では未だ自衛隊による抵抗が続いています。
現在は首都機能を京都に移すことが決定し、
皇室を京都の御所に移そうという動きも出ています。」

タチの悪い夢のようなニュースの数々に、俺もジャニ系イケメンくんも言葉を失ったまま動けなかった。

そんな俺達を現実に戻したのは、マネージャーの電話の音だった。

「拓也?1時間も時間が過ぎてます。お客は延長したんですか?」
「あ、あん、はっ、はい。1時間は、てっ、テレビ見てまっす!」
「……拓也?」
「あ、ああ、はい。なるべくぜっ、ぜっ。全額払いまっす。」

ジャニ系イケメンくんに帰ってもらった後、延長分を自腹を切って払うことにして、
ビルダー拓也はシャワーを浴びずに帰ることにした。

乳首を冷たい夜風が揺らす中間も、テレビで流れている悲惨な報道が耳から離れない。
だから、後ろから近づく体育会系のクソガキ達に気づかなかった。

…やられたぜ!足を狙ったな!足に痛みを感じたと思ったら地面に転がされていた。

何が起きたのか分からず困惑してると上から
「おい、お前が噂の拓也くん?超弱そうじゃんw つまんねぇホモは出てってくれね?」
と警棒片手に言われたので、
「なんだと!?ふざけんなよクソヤロー!!!」と叫ぶが、
その言葉は無視されて思いっきり腹を蹴られた。
息が出来なくなって倒れこんでしまう。

「あ~あ、もう終わっちゃったじゃん!これじゃただのサンドバッグじゃん!」

そしたら、また1人入ってきて、
「いやぁ……コイツ思ったより弱くないですか?もう終わり?」と嘲笑うように言われる。

「そうだな。まぁ、とりあえず殴っとく?」と言われ、顔をぶん殴られる。
「ほら起きろ!」と言われ今度は髪を掴まれ引き起こされまた頭をブン殴られる。
足はひどく腫れ上がり血まみれになっている。

「お前ら最低だな!絶対許さねぇからな!」と必死に抵抗するが、
相手は何回か殴りつけてきた後、

「次はスタンガン3分間、できるか?」と言い出した。

「ウッス!」と答えると、そいつはスタンガンを取り出し、オレの股間に当てた。

「おぉぉぉぉぉぉ!!!!」あまりの衝撃にオレは絶叫してしまう。
「うるせぇよ黙ってろ!」と怒鳴られ、そのまま強く押し当てられる。

「おぉぉ!!!!」と叫びながら全身の力が抜けていき意識を失う寸前で、

「おい。何でこいつがホモだってお前は知ってたんだ?」と誰かが言った。

「え?」とスタンガン男は立ち上がり、言い返すが、
拓也に飽きてきたクソガキ達は新しいオモチャを見逃さなかった。

「え~じゃねぇよ!お前が一番怪しいだろ!?」と詰め寄られてる様子に
チャンスをガタイで分析すると、芋虫みたいに這いつくばり、その場を逃げ出した。

這う這うの体で逃げ回り、家へと何とかたどり着いた。

足は折れてるなとか、ちゃんと勃起するなとかガタイを分析しながら応急処置をする。

そうしていると、拓也のスマホに着信、マネージャーからだ。

「たくや?今店に暴徒たちが来ています。すぐ来れますか?」
「ウ……ウス!」と答えると「わかりました。待ってますね。」と電話は切れた。

まじかよぉ!正直かなりキツイ。それでも行かないわけにはいかない。
こんな状態で行ったとしてもどうせ何もできないだろうけど、
血まみれのままシャワーも浴びずにホテルを飛び出る。
緊急出動できるオレってカッコいいなと自分を鼓舞して折れた足の痛みを忘れるようにしながら走る。

現場に着くとそこは地獄絵図だった。

「ホモはいなくなれ!」
「死ね!」
「うわあああっ!」
「ホモだ!ホモがいるぞ!」
「殺せぇぇぇぇぇ!!!」 という怒号が聞こえてくる。

拓也が急いで向かうとそこには数人の男がマネージャー達をボコっていた。

「てめぇら!俺の大事な仲間に手ぇ出してタダですむと思ってんのかゴラァ!」と叫ぶも

「ホモ野郎なんかに人権があるか!」
「ホモのくせに生意気なんだよ!」
「ホモは死んでしまえ!」
「ホモなんて消えてしまえばいいんだ!」と笑いながら言う。

俺は気づかないうちに握りしめていたボールペンを男に向けて投げつける。

男が怯んだ隙に腹筋をボコボコにパンチを連打してやった。

急な反撃に男どもは驚いていたが、すぐにリーダー格の男だけが向かってきた。

ガタイで分析したが、強い。でも勝てない程じゃない。

「お前みたいなのはよぉ!社会にいちゃいけないんだよ!」
「社会のゴミなんだよお前らは!」
「お前なんかが生きてて良いはずがない!」
「ホモは死ぬべきなんだ!」とヒーローたちは口々に罵ってくる。

合ドラよりもキマるアドレナリンのせいで体が軽い。

「お前なんかに雄膣の穴から精液垂らした俺らが負けるかよ!」
「うっせーよバーカ!」と殴りかかってくるのを避けつつ、拓也は思いっきり男の口にデカマラを突き刺した。

ヒーロー凌辱だぜ。

喉を抉ったデカマラは口内を蹂躙し、精液は肺に流し込まれる。
咳き込み、窒息寸前の男にトドメの一撃として拓也の拳が顔面に入る。

取り巻きどもも、一人は首を絞められながら脳天まで貫くようなデカマラを
強引に挿入し血液をローションにしながら掘り抜かれ、
一人は股間を掴まれ思いっきり机に叩きつけられた後、キメションを口移しされ昏倒した。

「お前らにゃ生きる価値もねぇよ!」と拓也は言い捨てて気絶したマネージャーを背負い、その場を去った。

救急病院にたどり着くと、意外にもすんなりと治療を受けさせてもらえた。

マネージャーは医者によると「奇跡的に軽傷だ」とのこと。

拓也は「よかった」と呟いて医者が引き止めるのも聞かずに診察室を出て行った。
また、俺たちホモのせいでマネージャーが怪我をしないようにとの一心だった。

家にたどり着いた拓也は、痛み止めをラムネのように大量に頬張って噛み砕いたあと、
足を雑誌で固定してベッドに転がった。
まぶたは腫れ上がり視界はほぼゼロに等しい。
それでも拓也は、意識を失うように眠りについた。

拓也が目を覚まし、ベッドの上でスマホを弄っていると、マネージャーからの着信。

「拓也?生きてますか?」

「ウッス。死にました」

「そう。じゃあそっちに行かせてもらうわ」と言って電話を切るマネージャー。

「え?どういう意味?」と思っているうちに玄関から音が聞こえてきた。

「拓也!生き返ってますか?」

「はぁ!?いやまぁ死んではないけど」

「なら良かったです」

「ちょっと……何がどうなってるのかよくわからんのですが……」

「詳しい話は後程します。とにかくまずはその身体どうにかしましょう。
とりあえずお風呂に入りなさい。その後ご飯にしましょう」

「わかりました。あの病院は?」

「追い出されました。あなたの関係者であることがバレちゃったみたいですからね。」

ということで拓也の身体はマネージャーによって手当されるも
頭縫いまくり腕も足も折れまくりで大変なことに。

包帯ぐるぐる巻きになったあと、
コンビニのおにぎりとペットボトルの水を持ってくるマネージャー。

「今日はこのくらいにしておきます。明日また様子を見にきます。
くれぐれもこの部屋からは出ないようにしてください。」

「ウッス……」

「では私はこれで。お大事に」

「ウッス」

というわけでマネージャーに1日入院した拓也だが、
「やっぱりセンパイが気になるよね。」と思い、センパイの家へと向かう。

センパイの家に着きチャイムを鳴らすが誰も出てこない。
「おかしいなぁ…出かけてるのかなぁ……」と思ってドアノブに手をかけると鍵がかかっていない。

「不用心だな……入るか……」と恐る恐る入っていくとそこには

家具のなくなった部屋とロープにぶら下がる全裸で死んだセンパイの姿であった。

人って驚くと何も思えなくなるんだなと実感できるほどに拓也は何も考えられなかった。

「なんでこんなことになってんだろ……」と呟くと、
足元に置かれた遺書とこの空間に不相応な色彩のラッピングされた箱を
目にしてようやく思考が動き始めた。

「俺は一夜にして金を失い、一夜にして欲を失った。
今となっては何も残っていないが、お前が俺の最後の希望だ。」
と書いてある遺書を拓也は握りしめ、箱を蹴り飛ばそうとしたが踏みとどまった。

結局、そのパンドラの箱を開けることはせず、とぼとぼと帰路についた。

次の日、マネージャー自慢のフィアレディZに揺られながら拓也が眠っていた三日間の話を聞いた。

日本は第二次世界恐慌を乗り越えるために、
日本主導によるアジア秩序の形成を目指す国家統一同盟という新たな政権ができたこと、
アメリカは日米安保条約を破棄したことなどを説明される。

また拓也には生き延びる二つの選択肢があるそうだ。

1つ目は同性愛者の権利を守るために戦うこと。

2つ目は同性愛に対する理解がある国へ逃げてそこで暮らしていくということだった。

拓也としては同性愛者のために戦えるなら戦いたい気持ちもあったが、マネージャーが

「あなたがどれだけ思っていても、私はあなたに生きてほしいのは私のエゴですか?」

と言われて考え直す。

こうして拓也たちはインドネシアへの逃亡を決意するのであった。

しばらく高速道路を進んで関東を脱すると、手頃な港を探すべく、行くあてもない旅が始まった。

サービスエリアでマネージャーと拓也が休憩をしていると、拓也はセンパイのプレゼントの存在を思い出した。

拓也はせめてもの抵抗にラッピングをビリビリ破いて中身を取り出すと、
それは最高級の牛皮でできた種付け競パンで、履くだけで男根が勃起しそうな代物だ。

しかし、それをまるで台無しにするように白い油性ペンで「Fuck Me」と書いてある。

拓也はそのメッセージを見て涙を流すと、その下着を身につけて射精した。

これを見たら俺がホモだなんて一目瞭然だろう。

だが、拓也にはもうどうでも良かった。

その場でじっと立ち尽くしていると、マネージャーから着信。

「拓也?今日本に悪漢が来て指名が入っています。すぐ行けますか?」

「…ウッス。」

「クルマは貸してあげます。トランクは見ましたか?ちゃんと全部返してくださいね。」

「……ウッス」

「ではインドネシアで待っていますよ。」

電話切れた。

拓也はトランクの中身を確認すると、そこには大量の金塊と拳銃と手榴弾が入っていた。
拓也は拳銃と手榴弾をケツマンに入れると、エンジンをかけ新宿へ向かった。

ごめんなさい、マネージャー。

拓也はセンパイのペットだからあの日の日常が忘れられないんです。

拓也の頭の中ではセンパイとの日々が走馬灯のように蘇っていた。

あの日常を取り返すためなら、雄膣の穴からかって精液垂らした俺は命をかけて戦うだろう。

センパイと拓也からあの日常を奪った世界なら滅んでしまえ。

拓也はアクセルを踏み込み、時速200キロ以上で駆け抜け、朝の霧に消えていった。
 

https://www.nicovideo.jp/watch/sm40560632

 

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