AMS-119_ギラ・ドーガ

ページ名:AMS-119_ギラ・ドーガ

ギラ・ドーガ
Geara Doga

Ams-119.gif

型式番号:

AMS-119

所属:

開発:

アクシズ(原型機設計)

製造:

生産形態:

量産機

全高:

20.0m

全備重量:

50.8t

ジェネレーター出力:

2,160kW

推力:

54,000kg

センサー有効半径:

16,400m

武装:

ビームマシンガン(グレネードランチャー)
シールド(シュツルム・ファウスト×4)
ビームソードアックス

乗員人数:

1

搭乗者:

レズン・シュナイダー
フレデリック・F・ブラウン
レイラ・ラギオール
ネオ・ジオン兵

搭載艦:

ギラ・ドーガ(Geara Doga)は、アニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』など、宇宙世紀を舞台とする「ガンダムシリーズ」作品に登場する兵器。ネオ・ジオン軍の汎用量産型MS(モビルスーツ)。

目次

機体解説[]

ザクIIの基本設計をベースに、マラサイのムーバブルフレーム構造やザクIIIを取り入れ開発された機体。グリプス戦役時代の機体より基本性能は格段に上だが、0093年代では既に古い機体とされている。しかし度重なる改良で同時代の連邦軍の最新鋭主力機ジェガンと比較しても際だった差異は見られない。その分、拡張性の高い堅実な設計で量産性に優れ、稼働率の高さや使い勝手の良さ等からパイロットやメカニックからの信頼も厚い。旧公国軍のMS-06系の様に、ネオ・ジオンの象徴的なMSとなった。

機体製造は旧ジオン軍に縁の深いアナハイム・エレクトロニクス社の月面グラナダ工場が請け負った。旧公国軍のMS同様、指揮官機には頭部にブレードアンテナが設置される他、専用のビーム・ライフルが装備されている。一般指揮官機の機体色は緑だが、レズン・シュナイダー等、一部のエースパイロットは専用のカラーリングを施していた。

ヤクト・ドーガは、この機体の基本フレームを使用し、開発がなされている。

武装はビームライフル(一般機はビームマシンガン)、シュツルム・ファウスト、シールド等標準的な装備を使用しているが、中でも「ビームソードアックス」は1つでサーベル・斧・ピックを使い分ける事が可能で、白兵戦の幅が広がるのみならず、使い方次第では溶接作業に用いる事も可能である。また、シールドにはシュツルム・ファウストとグレネードランチャーを裏面にマウントする事が可能だが、シュツルム・ファウストの射界を確保する為マウント基部より上が外側に倒れる様になっている。

前述の通り劇中では、指揮官機と一般機の形状的な違いはブレードアンテナの有無で表現されていたが、通信機能・アビオニクス強化型の箱形モジュールを頭部に追加・改修した指揮官機モデル“ボックス・ヘッド”という設定が存在する。他にも長距離砲「ランゲ・ブルーノ砲」を搭載した重武装仕様等、兵装違いのバリエーションも複数存在。全体的にザクIII後期型に通じるデザインである。また、バックパックのデザインは、ムック『ガンダムセンチュリー』にザクIIのオプションとしてイラストが掲載された長時間行動用冷却タンクと同一である。専用のマインレイヤー(機雷投下)装備型のバックパックも存在する[1]。初期設定ではMS-19(MS-16とも)という純粋な旧ジオン式の型式番号が与えられており、『逆襲のシャア』公開前の一部の月刊アニメ誌にはその名で掲載されている。

劇中での活躍[]

アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ネオ・ジオンの主力MSとして活躍する。小隊長のレズン・シュナイダーは強化人間に対して軽蔑にも近いライバル意識を燃やしており、部隊の先頭に立ってロンド・ベル隊の旗艦「ラー・カイラム」に対し肉薄攻撃を仕掛けるが、チェーン・アギによる対空銃座からの攻撃により撃墜され、死亡。また、アクシズの降下を阻止する場面では、連邦軍が自分たちを敵機と認識しているはずなのに素通りしてアクシズを押し返そうと殺到する姿を見て、自らも武器を投げ捨てて連邦軍のジェガンジムIIIらとともにアクシズを押し返そうと尽力する姿も描かれている。

なお、漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』では、白く塗装され「SHIELD OF ZEON」のマーキングが施された当機がネオ・ジオン旗艦レウルーラの直衛機として目撃されている。

小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』では、戦力に困窮するネオ・ジオン残党軍「袖付き」にて後継機のギラ・ズールと共に未だ第一線で運用されており、腕部に装飾が追加されている。

漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』では、ネオ・ジオン残党少女レイラ・ラギオールがトキオ・ランドール達をガレムソンの再来と誤解し、残党村の本機を持ち出して襲いかかっている。

漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』に収載された『THE DOG OF WAR U.C.0092』では、オデッサにあるマ・クベ鉱山基地跡に埋蔵されている核兵器を回収するため、地球に降下するブラウン小隊機として登場。隊長のフレデリック・F・ブラウン大尉機のみ「ボックス・ヘッド」タイプの指揮官仕様となっている。

バリエーション[]

AMS-117B ドーガAMS-119 ギラ・ドーガ重装型AMS-119S ギラ・ドーガ改AMS-120X ギラ・ドーガ サイコミュ試験型AMX-121 クェル・ドーガ(クウェル・ドーガ)AMS-119 ギラ・ドーガ改 (シド機)

下記の8機種はホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 5“MOBILE SUIT GUNDAM NEW GENERATION”』に掲載された模型作例のオリジナル機。

AMS-119A1 ギラ・ドーガ (陸戦用重装型)AMS-119D デザート・ドーガAMS-119E ギラ・ドーガ海兵隊仕様AMS-119F シュツルム・ドーガAMS-119M マリン・ドーガAMS-119N レーテ・ドーガAMS-119R ベルター・ドーガAMS-119V パンツァー・ドーガ (ギラ・タンク)ギラ・ドーガ強行偵察型

脚注[]

  1. プラモデル「1/144 ギラ・ドーガ」組み立て説明書に登場。

関連項目[]



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